酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年01月17日(火) 『英雄先生』 東直己

 松江で高校教師をしている池田は、プロボクサーの夢を断念し、東京から戻ってきた。ボクシングを辞めたとされる噂から英雄先生などと呼ばれているが、実際は教え子のGカップ娘タマキに手をだしてやりまくっているようなオトコである。そんなふうにいい加減になんとなく日々を生きる池田が、タマキの友だちアケミが誘拐されたことで大きな事件に巻き込まれていく・・・!

 東直己さんが珍しく北海道ではない場所・松江を舞台に物語を展開させられました。でもちゃーんと大切な北海道での事件が大きなファクターとなって出てくるあたり、やっぱり北海道を愛する道産子作家さんでありました。いつも以上にエロイかもしれないくらいで失笑しました。ウフフ。
 こういう宗教がらみの事件というのは、他人事ではないのかもしれません。なにかを信じたいと願う人の心を弄ぶなんて許しがたいことですけど・・・。

 セックスとは、もちろん、単に射精だけのももではない。相手が、服を全部脱ぎ。その体を、こちらに全面的に委ねる、そういう特殊な出来事だ。相手を受け入れ。相手に差し出し、そして抱き合い、お互いの感触や、存在や、ニオイまでも経験する、特別な出来事だ。そして、性器の、あるいは体全体の快感。相手に対するいたわりと、感謝と、愛情・・・・・・あるいは親密感がこみ上げる、セックス。

『英雄先生』 2005.12.20. 東直己 角川書店



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