酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年01月12日(木) 『砂漠』 伊坂幸太郎

 仙台の大学に入った北村は、鳥井・南・東堂・西嶋と知り合う。クールで熱くならない(なれない)北村、軽佻浮薄な鳥井、不思議な力を持っている南、美女で無愛想な東堂、・・・表現のしようのないブットビ男・西嶋。彼ら5人は自分が何者であるかわからない不安定な砂漠のオアシスのような時代を駆け抜ける。そして彼らは、社会という砂漠に旅立って行く・・・

 んー、かなぁ〜り自分的に解釈して書いちゃいました(笑)。これね、いいんですよ。伊坂幸太郎さんが「いい」ことなんて周知なのですケレドモ、それでもコノ砂漠は「いいっ!」と声を大にして言いたいの。もう最後のほうは泣きましたもん。本を読んで初泣きですよー。感動で。妙な5人が運命のように出会い、さまざまな出来事を体験しながら4年間を過ごす・・・ああ、青春って素晴らしい。きらきらっ。こういう若者達がいてくれるならば、日本はだいじょうぶ。現実にいてくれるのかなぁ・・・(不安)。西嶋くんは最強キャラでした。こんな奴に惚れる女がまたスゴイ。

「北村だったら、絶対やらないでしょ、悔しくても」
「そもそも、悔しく思わないだろうね。ボウリングの点数が悪くても、別に気にしない」
「わたしもそう。でも、じゃあ、何のことなら必死にやるのか、って思わない? 結局さ、いざという時にはやる、なんて豪語している人は、いざという時が来てもやらない」

『砂漠』 2005.12.15. 伊坂幸太郎 実業之書日本社



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