酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年12月23日(金) 『SPEED』 金城一紀

 佳奈子の大好きな家庭教師の彩子さんが自殺した。彩子の自殺に不信感を感じた佳奈子は彩子の大学の友人中川に会い、彩子が自殺ではない<証拠>を持っていると伝える。その帰り道、佳奈子は男たちに襲われた! それを救い出してくれたのは、ゾンビーズだった。佳奈子は彩子の死の原因を突き止めるためにゾンビーズたちと行動するのだが・・・!?

 うー、本当にゾンビーズ・シリーズ三冊一気読みは幸福の時間でありました。こういう若い男の子や女の子たちが若さゆえに《疾走》している感ってトッテモステキで懐かしい気がします。ゾンビーズを愛してしまったのは、清潔な若さを持つ彼らに憧憬を抱いたからなんだろうなぁ。
 今回は前作のオジサマ(鈴木一)とチェンジして可愛い女子高生がメインです。この娘が性根が入ってていいんだー。ゾンビーズと関わった事で、女子高ならではの嫉妬にあっちゃうのだケレドモ、負けないでしゃんっと背筋を伸ばして頑張っちゃう。ああ、こういう娘ならばきっとものすごくステキに成長できるわー。
 このシリーズがこの持ち味を壊さないまま(かつてスキだったシリーズが壊れたので作家さん自体から手を引いちゃった経験あり)疾走して欲しい。映像化もバンバン続けて欲しいなぁ。

「当分のあいだは頭で納得できても心が納得しなかったら、とりあえず闘ってみろよ。こんなもんか、なんて思って闘いから降りちまうのは、ババアになってからでいいじゃねぇか」

『SPEED』 2005.7.1. 金城一紀 角川書店



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