酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年09月01日(木) |
『福音の少年』 あさのあつこ |
永見秋帆は図書館で北畠藍子にキスをした。性的な興奮ではない奇妙な感情に支配されそうになった瞬間、確信犯的に闖入してきた傍観者、柏木陽。藍子の幼馴染だった。独特の美しい声を持つ陽に秋帆は惹かれていた。秋帆と藍子と陽。三人の奇妙なバランスは、藍子が死んでしまったことから大きく変わっていく・・・
・・・むずかしいなぁ。こんな↑ことじゃないのですよ。この妖しい物語は。高校生の男の子ふたりがメインのようであって、実は藍子が本当の主人公だった気がします。ふたりの少年は藍子に振り回されていただけじゃないかしら。 高校生くらいの女の子は、既に大人顔負けの子もいると思います。表面は爽やかで可愛らしい女子高生でありながら、裏の顔を持つ・・・昔も今もそういうことは変わらないか〜。 物語は意外な展開を見せますし、けっこう新鮮に驚きながら読ませていただきました。あさのあつこさんってこういうものも書かれるのかーと感嘆しつつ。しかしよっぽど少年ズキさんなのだなぁ(笑)v
頭では理解できても、心が赦さない。心の赦さない罪はやっかいだ。
『福音の少年』 2005.7.25. あさのあつこ 角川書店
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