酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年08月21日(日) |
『戦国自衛隊1549』 福井春敏 |
元幹部自衛官の鹿島勇祐は、三十代半ばを越えて零細企業営業サラリーマンの身に甘んじていた。そんな鹿島に防衛庁技術研究本部の神埼怜という女性が接触してきた。六年前に殉職した的場一佐を捕捉するミッションに参加して欲しいと言う。死んだはずの的場が《過去から攻撃》をしかけてきていると言うのだ。鹿島は怜たちとともに平成の世の中を守るために戦国時代へ突入するのだが・・・!?
邦画の中でも強く印象に残っている作品がいくつかあって、その中に『戦国自衛隊』があります。あの戦国自衛隊は、偶然戦国の世にタイムスリップしてしまった自衛隊の人間たちの物語で、主演の千葉真一さんが強烈に鮮烈にカッコよかったです。今の世では生き辛い人間が戦国時代で生き生きと生きる・・・ものすごく辛辣な話だけれども。 今回の物語は、前回とは違い、タイムスリップした人間が確信犯的に歴史へ関与する。自分が生きている平成の時代を変えてやるとばかりに。そして歴史は果たしてその暴挙を許すのか?・・・とハラハラドキドキ。前回があって今回があると言う感じでダブルに面白いと思います。今回の映画を見損なっているので観てみたいものであります。
「なにかに依存しすぎると、それがなくなった時に壊れてしまう・・・・・・。そんなふうにはなりたくなかったから。自分をこの世界に繋ぎ止めておくなら、もっと揺るぎのないものでないと」 「揺るぎのないもの?」 「キャリアとか、仕事とか。主観に左右されない、客観的な価値のあるもの。・・・・・・親の愛情で満たされなかった子供が考えそうなことです」
『戦国自衛隊1549』 2005.5.20. 福井春敏(原作:半村良) 角川書店
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