酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
DiaryINDEXpastwill


2005年08月07日(日) 『天の前庭』 ほしおさなえ

 九年間眠り続け、目覚めた柚乃は記憶を失っていた。パソコンに残された自分の日記に書かれた日常の中に、ドッペルゲンガーに会ったらしい記述を見つけ・・・

 謎と青春と苦悩。よいですなぁ。前作の『ヘビイチゴ・サナトリウム』も良かったけれど、今回は数倍好みでありました。この物語の行き着く先に「え?」と言うヤラレタ感はなかなかに快感。この人うまいわ。

「小さい頃、よく考えたの。宇宙の果てってどこにあるのかな、って。で、もし果てがあるとしたら、その外にはなにがあるんだろう、って。宇宙が始まる前はなにがあったんだろう、って」

『天の前庭』 2005.7.15. ほしおさなえ 東京創元社



酔子へろり |酔陽亭酔客BAR
enpitu