酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年07月17日(日) 『うなぎ鬼』 高田侑

 倉見勝は借金返済にあえいでいるところを社長に救われる。見た目はごつく強面な勝だが、性格はおとなしく小心者。社長は勝の見た目を利用し、どんどん危ない仕事をさせる。ある日、勝は中味を知らないものをただ運ぶだけでいいという仕事を引き受けるのだが・・・

 うーん(悩)、これってホラーなのかな。これをしてホラーと言うのであれば、人間の性根のおぞましさや醜さこそがホラーと言うことになってしまう。今の社会に溢れている予想もつかない犯罪を鑑みれば、やっぱり人間がホラーなのかもしれないな・・・。
 破滅型の人間の典型の勝が落ちていく地獄。自業自得ではあるけれど、可哀想というか、なんと言うか。面白いというより、ひたすら後味の悪い物語でした。でも読みきったんだからそれなりに面白かったと言うことか。

『うなぎ鬼』 2005.6.20. 高田侑 新潮社



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