酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年07月14日(木) 『MORNING GIRL』 鯨統一郎

 仮想現実物語の流行作家のスティーヴは、スペースアイランド‘飛翔’で不眠を感じていた。人体コンディショナー・エドナに相談に赴くが、期待した回答は得る事が出来ず、睡眠学者のダイアンのところへ行く。不思議な事にスティーヴとダイアンは互いに欲情をする。‘飛翔’では性行為が禁止され、性欲抑制処置を施されているはずなのに・・・

 この物語を開くと「‘訳者’まえがき」が目に入ります。なんでもこの物語はアメリカに住む知人から送られてきたもので、無名作家の未発表原稿だったとか・・・。それを鯨統一郎さんが訳し、鯨さんの名で発表となったらしいです。うーん、これを額面どおり素直に信じていいものかどうか。謎の人、鯨統一郎だからなぁ(笑)。
 物語はほぼ会話形式なのでスラスラ読めるし、なんとなく展開も読めるのではないでしょうか。物語を読んだだけでは鯨さんのものか外国の無名作家のものか判断しかねますケド、鯨さんらしいっちゃーらしいのですけどねぇ・・・。最後にとりあげる言葉もどこかで聞いたっぽいし(笑)。うーん(悩)

「世の中には偶然などというものはないのだよ」

『MORNING GIRL』 2005.7.1. 鯨統一郎 原書房



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