酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年04月25日(月) |
『君たちに明日はない』 垣根涼介 |
村上真介三十三歳、日本ヒューマンリアクトというリストラ業務を請け負う会社の面接官。さまざまな会社に出向き、いろいろな人々を辞めたい方向へ追いこむ。不景気な御時世にリストラされてはたまらない人たちとの攻防戦、リストラ対象者の女性との恋愛。かつてバランスを取りながら、いい加減に仕事をし、リストラされた過去を持つ真介の新しい生き方・・・
これはすっごく面白かったですっ!(鼻息荒くてよ、フンフンフンッ) 垣根涼介さんは個人的には当たり外れの大きい作家さんだなってイメージがあります。でもこれは絶賛だった『ワイルドソウル』に負けないくらい好きでしたねー。登場人物の心情が非常によくわかるから。働くって本当に大変なことなんですよね。うんうん。またヒロインの名前が‘陽子’だったものだから、すっごく感情移入して読んじゃいました(笑)v かなーりオススメvv
実を言うと陽子は小心者だ。自分でも分かっている。そして小心者には、意外に怒りっぽい人間が多い。あれこれとロクでもない想像をついアタマの中で先走りさせ、その妄想に感情が振り回されるからだ。
『君たちに明日はない』 2005.3.30. 垣根涼介 新潮社
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