酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年03月30日(水) 『夜明けまで1マイル』 村山由佳

 大学生の僕は、ゲロ吐き失態のおかげ(?)で憧れのマリコ先生と男と女の関係になる。美人でクールで、そして結婚しているマリコ先生。僕は全身全霊でマリコ先生に恋をする。バンドにバイトに大学生活にマリコ先生。僕の青春。
 これはフリンなんかじゃない、恋だ。

 最近マイ文庫ブームが村山由佳さん。通勤のお供に心をホロリと揺らめかせながら、さらりと読むのがお気に入りv この大学生の一途な恋が胸にキュキュキューンって響いてくるのよ。素敵素敵。マリコ先生のことをもっと知りたかった気はしますが、若者に視点を合わせたということで気持ちよく読了。

 世の中には、いくら牙をむいて立ち向かっていってもどうにもならないことがある。そんな時には、じっと体を丸めて嵐が過ぎるのを待つ以外に手はない。けれど、どれほど深く傷ついたとしても、時がたてばいつかその傷は癒える。長くかかるかもしれないが、時が癒せない傷はない。

『夜明けまで1マイル』 2005.1.25. 村山由佳 集英社文庫



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