酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
DiaryINDEX|past|will
| 2003年06月25日(水) |
『キノの旅�供�the Beautiful World』 時雨沢恵一 |
人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の物語��
第一話「人を喰った話」 冬の森の中でキノはうさぎ狩りをしている。自分の携帯食料を減らさないで、遭難した男たちを救うために。男たちが体力を取り戻すまで面倒をみてやるキノ。そのキノに救われた男たちは・・・。
第二話「過保護」 戦争に行かなければならない息子をめぐって身勝手な過保護をする父と母。息子の意思は。
第三話「魔法使いの国」 国自慢で銅像がいっぱい。ニーミャはある実験のため銅像をいくつか排除して欲しい。キノはニーミャのために・・・。
第四話「自由報道の国」 切り取られた事実を報道している新聞。それらの記事にはとても重要なことがぽっかり抜け落ちている。
第五話「絵の話」 戦車マニアの男が描いた絵が、反戦の象徴としてもてはやされる。
第六話「帰郷」 夢を追いかけてふるさとを捨てたトートが、‘帰ってきた’。
第七話「本の国」 キノが辿り着いた国は読書が盛ん。寝ている時以外は本を読んでいる・・・。
第八話「優しい国」 キノが入ろうとしている国は、かなり旅人たちに評判の悪い国。しかしキノが入国すると、なにもかもが優しい優しい国だった! この物語でキノの昔の名前がわかります。
「続・絵の話」 一巻でキノと闘ったシズ様と、忠実な僕、陸が登場v キノが少し前に訪れた戦車の絵がもてはやされている国で、シズは戦車マニアの絵描きと出会う。あの戦車マニアは今・・・。
『キノの旅�供戮鯑匹澆泙靴拭A衒僂錣蕕妻�語によってページ数もばらばらで、オチがあるようなないような物語も(苦笑)。でもキノとエルメスは変わらず魅力的。そこここに謎のピースを落としながら物語をすすめられている感じを受けます。 気になったのは巷でも人気だという「優しい国」でしょうか。キノの過去や正体がまた少しだけ語られています。キノの名前には驚いたなぁ。そうだったのかぁ。 いやはやしかしながら、ネタバレなしに書こうとするとかなり無理があります。この旅(物語)がどこへ行き着くのかまだまだ私の旅も始まったばかり。 しかし「本の国」へ辿り着いたら、私は永住だわ。動けるものかぁ〜。
「だから言ったとおりだよ。最初からこれじゃあ旅なんて無理だよ。キノ。旅人に一番必要なのは、決断力だよ。それは新人でも、熟練の旅人でも同じ。違う?」 「いいや、エルメス。それはきっと運だよ。旅人に一番必要なのは、最後まであがいた後に自分を助けてくれるもの。運さ」
『キノの旅�供戞�2000.10.25. 時雨沢恵一 電撃文庫
|