酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年04月18日(金) アリスの夜 三上洸

 水原真彦は、自分の店ジャズバー『foolish』を借金の代償として薬の受け渡し場所として提供し、いやいやながら悪事の片棒を担いでいく。どこまでも落ちていく真彦は、児童売春のために送り出される少年少女たちの運転手となり、運命の少女アリスに出会う。アリスのあどけなさと妖しさの虜となった真彦はアリスをつれて逃亡をするのだが・・・。

 これは第六回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作です。大沢在昌さんが大絶賛したとか。うーん・・・これってノワールになると思うのですが、ノワールならではのどぎつさやエロさなどが希薄。美しい表面だけを物語としたかったのかな。
 私の好みから言えば、ノワールはどぎつくせめていただきたい。だから題材も展開もとてもいいからもっとぎとぎとに描いて欲しかったなー。私は鬼畜系ですから(苦笑)。
 表紙の恋月姫さんの人形はイメージぴったり。10歳の純真無垢な美少女の娼婦アリスに。

『アリスの夜』 2003.3.25. 三上洸 光文社



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