酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年04月01日(火) 永遠の咎 永瀬隼介

 無認可保育園に子供を預ける銀座のホステス神坂綾乃・風俗嬢佐々木聖子・ダメホスト樋口貞男の3人が知り合う。綾乃の美しさとその影にある咎に魅せられた男、轡田が現れ破滅がはじまった・・・。

 作者の永瀬隼介さんは、週刊誌の記者からジャーナリストとして事件現場を追い続けた人です。その永瀬さんの書く物語は、本当にあった話ではないだろうかと思わせるほど現実的。今回の物語も無認可保育園と言う存在を扱い、現実とフィクションをうまくリンクさせています。
 また綾乃の魔力のような吸引力と、ストーカーと化した轡田の変質的な部分もものすごくうまく表現されている。ありえそうで怖くて哀しい物語でした。

『永遠の咎』 2003.2.25. 永瀬隼介 光文社



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