酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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ひさしぶりに大沢親分らしい最高に面白いハードボイルドを読むことができました。むちゃくちゃおもしろかったぁぁぁ。ああーしあわせ〜v 物語は、事情があって警察を辞めた‘やめデカ’西野が、美人キャリアの案件に巻き込まれることからはじまる。この西野に絡む、美人キャリア、もと同僚、ヤクザ、中国人、快楽殺人者・・・と、大沢親分の庭、新宿が抱えるさまざまな人種が登場します。それぞれにそれぞれの事情や思惑がある。ジェットコースターのように読ませてしまいながら、抱えるテーマの深さ・重さに愕然とします。これから日本はどうなっていくのかなぁ。 西野は、自分が警察を辞めることになった事件を心の闇として生きていました。この西野の姿は、アガサ・クリスティの『カーテン』のポアロを彷彿させました。これしか解決手段はない、その手段を使った人間はどうなるのか。本当に考えさせられてしまいました。 ただ単にハードボイルドとしてアクションとして読むも面白い。でも本当はかなり深くて重い物語だと思います。うーん、やっぱり大沢親分はすごいっvvv
『砂の狩人』 2002.9.25. 大沢在昌 幻冬舎
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