青春の思ひで。
DiaryINDEX|past|will
前略プロフィール
|ゲストブック
|永久少女天然色夢絵巻
|kitchen & closet
|MAIL
愛媛の郷土の偉人・俳人・正岡子規。 彼が小説を書かなかったのは何故か? ……って、こんなこと、誰も聞きたくないかもしれないけど。 司馬遼太郎の「坂の上の雲」にあった文章が忘れられません。 手元に本がないので、記憶を辿ってみますと。
子規は孤独に耐えられない人間だった。 切ないほどに他人を愛する人間だった。 病気療養中に旧友が見舞いに来たけれど、その友人は子規が一番強い興味を持っている「文学」に全く興味がなかった。話が続かない。 そこで子規はどうしたか? 「ベースボールをしよう!」と叫んだ。 療養中ですよ?ほんとはそんなことするのはとてもつらい状態で。 それでも子規は野球をした。友人に気まずい思いをさせたくなかったから。友人と同じ時を過ごしたかったから。 子規は小説は書けない。 小説を書く作業は完璧に最初から最後まで独りの作業だから。
読んだときに、切なくなりました。 自分の身をけずっても、友情を求める子規が切なくて悲しかった。 部分的に、私にも当てはまるんですよ。 まあ、私が書くものは「娯楽」であって、決して「文学」まで到達はできないものですが。負け惜しみじゃなく、到達できなくてもいいです。
そして、子規のようにひとを求めて私は映画にたどり着いたんですが。 だからと言ってやはり小説を簡単に諦めれません。やはり両立ですね!!
と、いうことを吉秒さんと意見を交わしつつ久々に深く考えました。
今、つんくがワイドショーに出てます。つんく、嫌いです。映画を作った(作る?)そうですね。見たいなんて思いませんが。いつまでもおまえの天下だと思うなよ。コムロだって、あっというまに落ちたんだから。
|