青春の思ひで。

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2001年02月23日(金) 正岡子規と小説

愛媛の郷土の偉人・俳人・正岡子規。
彼が小説を書かなかったのは何故か?
……って、こんなこと、誰も聞きたくないかもしれないけど。
司馬遼太郎の「坂の上の雲」にあった文章が忘れられません。
手元に本がないので、記憶を辿ってみますと。

子規は孤独に耐えられない人間だった。
切ないほどに他人を愛する人間だった。
病気療養中に旧友が見舞いに来たけれど、その友人は子規が一番強い興味を持っている「文学」に全く興味がなかった。話が続かない。
そこで子規はどうしたか?
「ベースボールをしよう!」と叫んだ。
療養中ですよ?ほんとはそんなことするのはとてもつらい状態で。
それでも子規は野球をした。友人に気まずい思いをさせたくなかったから。友人と同じ時を過ごしたかったから。
子規は小説は書けない。
小説を書く作業は完璧に最初から最後まで独りの作業だから。

読んだときに、切なくなりました。
自分の身をけずっても、友情を求める子規が切なくて悲しかった。
部分的に、私にも当てはまるんですよ。
まあ、私が書くものは「娯楽」であって、決して「文学」まで到達はできないものですが。負け惜しみじゃなく、到達できなくてもいいです。

そして、子規のようにひとを求めて私は映画にたどり着いたんですが。
だからと言ってやはり小説を簡単に諦めれません。やはり両立ですね!!

と、いうことを吉秒さんと意見を交わしつつ久々に深く考えました。

今、つんくがワイドショーに出てます。つんく、嫌いです。映画を作った(作る?)そうですね。見たいなんて思いませんが。いつまでもおまえの天下だと思うなよ。コムロだって、あっというまに落ちたんだから。


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