ふつうの町の道沿いにある木のベンチにわたしを真ん中に両親(架空のひとたち)が座っていてわたしの頭の上でふたりは夫婦喧嘩をはじめたのでしたが道のむこう側にのびている細い坂道の下に住んでいる坂下さんが家族でひらひら歩いてきてしかも坂下さんたちは全身が花になっていたので大爆笑して喧嘩もどこかへいきました。全身が花だらけ、ではなくて全身でひとつの花だったので坂下さんのお父さんは特におおきな赤い花でした。