毎日石けんの形の氷をくれる旅館。旅館に帰ってくるとまず番台のようなところをまたいで入らねばならずそのまたいでいる途中で氷を渡される。氷のまわりはドライアイスみたいに霜がついて熱いような冷たいような不思議な感じ。またぎながら奥にみえる長い縁側を見ると今日の晩ご飯は氷のボウルに入った何かだったんだな、とわかる。外でご飯済ませてきて残念だったかな、と思う。