│←泣 い た→│
泣いた。
もとこさんにまで産む事を否定された気がした。 とても辛くて,でも言い返すコトバは浮かばなくて。 薬を飲まないから吐き気がするんじゃないかって思わないようにしてきた。 なのに,やっぱりあたしに薬は必要みたいで。 でも飲んじゃいけない。 あたしは,このお腹の中に居る小さな命を守りたいんだ。 どんなに可愛くなくても自分の子なら育てたい。あたしのこの手で育てたいの。 虐待の事がずっと頭に憑いて離れない。
誰に何を言われたからって,諦めない。
薬を飲むとこの子が苦しむ。あたしは苦しめたくない。 勿論,自分の体を第一に考えるべきだともとこさんは言った。あたしもそう思う。 若い,若い,若い。解ってる。 もとこさんは,妊娠中の期間である10ヶ月を安全にあたしが過ごせるか 心配してくれた。薬を途端に辞めたからといって,今までのあたしが 突然生まれ変わるわけでもないのだから。あたしはそのままだ。 いつ,フアンテイが襲ってくるか解らない。 過換気になるか分からない。手首を切るか解らない。薬を飲むか解らない。 怖い・・・けど,あたし,がんばりたい。まだ。まだ。
もとこさんに書いてもらう紹介状(今日の夕方取りに行く)と, 前の産婦人科(廃院した)で書いてもらった紹介状。 あたしは中身を知らないが,これらを見て, 今度行く産婦人科の先生は何と言われるだろう。 彼と一緒に行くにしても,とっても心配なのです。望んで,あたしの命を未来に繋ぐ・ココロを取り戻せるかもしれないという 淡い期待を,この命に,込めた。 あたし達は,避妊をしなかったから望まない子を作ったのではない。
勘違いしないでほしい。 おねがいだから,勘違いしないでほしい。
* * *
自殺したら・・・ 死ぬ時はしんどいだろうね。でも楽になれるのかな。好きな人とだったら。 自殺のニュースとかを見ると羨ましく感じることもある。 死にたいほど,辛くて悩んで悲しんで,だけどね,その実行力が羨ましくて。 こんな事をつねに思ってたらバチが当たるよね。
あなたたちだけが悪いんじゃないよ。 運だよ,運。 ウイルスなんてね。
今日は,鳥レバーを食べたよ。オムレツも食べたよ。 美味しかった。 罪を償う術は死ぬ事しかないのか,あたしには判らない。 美味しかった。 あたしは,それでいい。
§2004年03月08日(月)§ |