│←おおい! 誰か、…心臓マッサージを。→│
母が100錠以上の薬を飲んだ
つまり、率直に言うと、誤飲ではない。 朝、仕事を終え、 6:40くらいに帰宅し、床に入る。 空も明るくなって、朝の強い光を浴びて、体内時計はこうして狂うのだと。
9:00くらいだったろうか、私は眠くてたまらなかった。 一人の女性が私の名前を呼んだ。 そう、良くみると、母の妹(叔母)だ。 案の定、たたき起こされる。
「なぁ、珠恵、起きり。 おねぇの写真はどこ?」
寝ぼけ眼で、クーラーの寒さに酔いながら、話を聞いた。 母が私の睡眠や抑鬱のクスリと、自分の喘息の薬を飲んで、 車で逃走したようだった。
取り敢えず、捜索願を出すために、 母の写真を警察署に提出しなければならない。 けれど、母の写真などどこにもない。私は身動きが取れなかった。 自分の中で「余裕」がなくなっていくのが判る。 せかされなくては、息ができなくて、胸の間を風は吹きさらしである。 九月になっても生暖かい・うだる様な・暑さは、 嫉妬心をも増殖させる。
手首を汚く汚さなくても生きていけるように、 眠って生きていけるように、 本当に、本当に、本当に、本当に、本当に、 なりたい。
§2003年09月09日(火)§ |