│←さようなら 想い出 たち→│
時折、疼く。 この傷がある限り、私は、私の声で歌えない。
さよなら、愛するケロイド。 この傷は、去年11月、学校のトイレで切ったもの。 学校での、 悲しい想い出、楽しかった想い出、いっぱい いっぱい 詰まってる。 だからこんなに膨らんだんだ。
宝物を、除光液で落とす前に撮っておきたくて。 手術の際は、爪の色を見るために落とさなければならない。 3日の付き合いだったけれど、ありがとう。
病院に着くと、バイタルを計って、診察室に提出。 しばらくして、 看護婦さんにリストバンドを附けますと言われる。 手術しないほうの手、右手に。
OP用の衣類に着替え、キャップをかぶって、手術室へ。 CHEMISTRYが掛かってた…《最近の手術室はすごいなぁ》と半ば感心しながら、 いつも訊いている音楽を看護婦さんに尋ねられたので、私は洋楽と応えた。 手術台に寝転んでいる私に、親しげに話しかけてくれる。 いくつか曲の候補を出した後、ある歌手に辿り着く。 その看護婦さんは手術室から電話して、STINGのCD持ってきて^^と。 すると、STINGを好きなお医者さんが、ダッシュで、それに笑顔で 持ってきてくれた。。☆ それは、 藤井フミヤがお奨めしていたアメリカの歌手のアルバムでした。
早速、看護婦さんは音楽をかけてくれた、STING。 T字型のところに寝転んで、とっても怖い感じ^^
先ず、右手の甲に点滴。(針、大好きvvv) 血圧を測るものと、 心電図をとるものと、 指先に 血中酸素濃度と心拍数を計るもの をつけられる。
手術を見たいと言ったら 見せてもらえることになった。YAHOO!
4回ほど、入念に消毒してもらい、 ケロイド部分の周りに、マジックで切除する 線 を描く。 麻酔注射を、二本。(見慣れた光景だ…) さぁてっ、 メスで、さっき描いた線を辿る。 ケロイドの下に、はさみを入れて、ケロイド部分の切除。 きゃー、!切れていくぅー。うっとりした表情だったと思います。 そして、切り取られたケロイドはどこかに置かれました。 ケロイドがなくなった後には、傷口は 5センチくらいに広がった。 黄色いブツブツしたものが、見える。流石の私も、気持ち悪かった…。 血が止まるのを待って、また、麻酔注射を打つ。
麻酔の効く間に、お医者さんは休憩と言って、休憩した。 私は、或る質問を投げ掛けた。 「この黄色いのって、脂肪ですよね? この前切った時、それをコレクションしてました♪」 もうココは、綺麗にするから、切らないようにしてね とお医者さんに言われました。
中身を、先に縫合してから、 外側の傷口を縫合する。 手術を担当してくれているお医者さんの、 手早い メス・ハサミ・針捌きに 惚れ惚れしていた。(ぽっ)
内側、外側あわせて、40針くらい縫ってもらいました。 網とスポンジとガーゼで圧迫して。 また形成再建外科へ行って 圧迫するサポーターをしてもらうように言われました。
おしまい。
時間を見ると、 41分30秒の手術でした。 麻酔注射は痛かったけれど、息を吸うのも忘れるくらい興奮したけれど、 楽しかった。 血圧は下がっていたのに、心拍数がカナリ上がっていたのも、 その所為だと思います。
手術してきました。切除縫合した傷を圧迫するために 約半年間、この状態です。照 あとは、ケロイド再発防止のための、放射線治療だにゃん。
私が半分くらい出すとはいえ、 案の定、この金額では、母に怒られました。 もう、縦に 二の腕を切ることはしません。(多分) 顔に縦の青線が走りましたょ。 あぅ、この左腕にいくらお金が掛かっていることか…。
会計を済ませた後、母と2人で、帰り際に回転寿司に寄ってみました。 私は手術を見学していたことも一理あって、 食欲が無くて、 赤だし・茶碗蒸し・冷奴を食べました。←寿司らしくねー! 結構食べてます。。 お薬で生活できるので、もう、何も要らないんだけど。 あー、今日も疲れた。 明日も生きていけるかな。
あ、忘れた……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 切り取ったケロイドをもらってくるのを。! 写真に撮りたかったのにぃ。くそぅ。私のバカ。 ケロケロ。
食えよ オレ? お前らや!
がは〜ん。§2003年07月29日(火)§ |