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ヤプログに切り替えてみました写真附ミニ日記** 
奇特な方はドウゾ。隱し前略プロフィルにて生々しい,珠恵の生態が知れます。
当方は,Myエンピツは,非通知設定です。
残念ながら,追加してもらった人の日記は,更新される毎に読んでいます(照)探さないでください★



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│←弟を傷つけた軽率な行為。→│

 母は、今日、いつものように
午前中に私を
ゆたかクリニックへ点滴の為に連れて行ってくれる。
今日の点滴は、針を二回刺されただけで済んだ。
明日は、採血もするそうだ。

 お昼になって、弟の中間テストが終わり、
退院してからはじめての・外食をした。
その後、帰宅し、
5時ごろになってから、
(弟は母と同じ喘息持ちなので)
ゆたかクリニックの内科の方へ受診。
その後、弟を野球のリーグのほうへ
車で送った。

 そこから、買い物をしにいく。
私は
母が買い物をしている間も、
ずっと車の中でいたが、その間に
浮かんでは消える言葉を、短い詩として
空色のノートに書き記した。
 もう一つの店では、母は
私をお店へ連れて行ってくれた。
出来るだけ車椅子で居たくなかったが、
まだ歩けないので、仕方が無く・乗った。

↑ ◇投票釦。続きが出ます。
 そうして、車椅子を押してくれる母の手は
優しかった。

 9時になって、弟を野球へ迎えに行く。
私も、車椅子を車に積んでもらって、
母に附いて行った。
グラウンドに着いたけれど、まだ練習が終わっていないようだったので
母は、私を車椅子に乗せて、グラウンドの周りを
散歩してくれることになった。
夜の公園は、どこか神秘的で、特別な気がしていた私は、
母の散歩へ誘う言葉に、内心、うきうきしていた。

 …数十メートル、押してもらっただろうか。

 片付けをしている弟に、出逢った。
暗闇ながら、背に書かれた苗字で判った。
母は、弟の名前を呼んだ。
一瞬停まり、また、車椅子を前に進め、それから、
少しだけ車椅子を押しながら、歩く練習をし、
また車椅子に乗って、母に押してもらい、
グラウンドの周囲を
1周した。

 母は、車椅子を持つほうとは反対の手で
弟に何度も電話しながら、私も弟の姿を待っていた。
なかなか終わらないようなので、
私たちは、車へ戻った。

 弟は、私たちが去った後、
私の車椅子姿を見た・友人数人に、
疑問を投げかけられたらしい。
「なんで?脚悪いん?」
「なんで姉ちゃん、車椅子なん?」
弟は、その質問に答えようとはしなかったそうだ。
…話を流したらしい。

 その話を聞いて、助手席の私は何も言えなかった。
母は、何分か経って、一言漏らす。
「○○(私の名前)も、歩く練習したりして、がんばってるんやで。」
次の瞬間、弟が何を言ったかは覚えていない。
きっと、何も言わず、無言だっただろう。

 母の・私への好意によって、弟の心が傷ついた。
それによって、傷つく心は母へと伝染する。
弟は、自分の友達に
私がヘンに思われるのを避けたかったのだろう。
愛情の交差による、葛藤の一部だと。

 自殺未遂で…入院してて…体位変換されなくて…
なんて誰にも言えるはずが無い。
母と。弟と。
二人の愛情をひしひしと感じることが出来た瞬間だった。
無理をしてはいけないと判っているけれど、
自分ひとりで・歩けるようになりたい。

 弟は今、受験生だ。
ただでさえ悩みの絶えない時期なのに、
これ以上、姉である私が負担を掛けるわけにはいかない。
私が20日、
心だけでなく、本当に命を落としていたら、
弟は修学旅行にもいけなかった。従兄弟もだ。
私はもっと、もっと、しっかりしなくては。


 後部座席から、缶を握りつぶす音が聞こえた。
その後、誰も喋らなかった。
 家に近付いてきた頃、母が弟に質問した。
『明日何時間?』
「6」
『学校帰ってきたら猫捨てに行きや。今日、ちゃんと
 おしっこできるように場所を設けたのに、
 やっぱり、餌の上に二回も糞をした。
 もうあんな猫・堪えられへんから、明日ほかしにいって。』
それから弟と母は、なにやら言い合いをしていた。
でも、弟は捨てにいく気は無いようだし、母も…
命を捨てることには、あまり好意的ではないみたいだ。
家にずっと居る、私が世話をすれば、二人の負担は軽くなると判っているのに、
何故出来ないのか。


 こんな雰囲気にさせてしまったのは、
紛れも無い・私の所為だ。
申し訳ない。
この脚が動けば、何も、問題は無かったのに。

↑ ★投票釦。メッセージ。いたってSimple
 明日は雪が降るかも。

 また入院することになったらどうしよう。
吐きそうになる。吐きたくも無いのに。
何千回もリストカットした私を、
薬を貯め続けた私を
肌から血が流れて・授業を抜け出した私を
「バカだった」なんて笑えるはず無いじゃない。
貴方は笑いたがるかもしれないけれど、
自分の人生を笑えるほど、私は未だ人生を達成してはいないから。


 死にたくない。
どうして、囁くの?
 死になさい。
どうして、叫ぶの?
神様なんて、何処にも居なかった。

もう、どうだっていい。…
貴方の手で、私を終わりにして。

§2003年06月05日(木)§

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