│←骨に変わってしまうまでの、これからの道のこと。→│
今日もあたしは同じよぅに、 煙ったビルの先を睨んで。 焼けても骨が残る自分を、上から見つめている。
夕陽に墜ちる飛行機を 羨ましく思った。
全ては、互いに結びあっている。 神経を、筋も一緒に、切った。あの壊れた夜。 久しぶりの日記だというのに、このザマはなんだ?苦悩をしているのか? あたしには、悩みも何一つ無い。薬を沢山飲めば眠れる。 毎日々々、苦しいわけでもないの。 ナ ニ モ ナ イ イカれたこの頭、身体、欲求。 人と自然は、自己と他者は、生と死は。 通勤電車の中で、君から届いた手紙を読む。 寂しい涙が頬を濡らし、愛らしい子供は、笑顔を以て、 あたしの足の上に自分の足を置いた。 新聞の文字に眼を凝らして、人間の存在をかき消す。 白装束軍団に負けたブッシュ米大統領。僅か1/6の大きさの記事を。 無駄な正義感を振りかざして、ビジネスを成功させればいい。
あたしの冷たい身体には、蝿が止まった。 五月蝿い。 この言葉は、今の季節を連想させる。 「疲れた」「死にたい」「鬱」など、もう要らない。要らないよ。 あたしも。あなたも。§2003年05月04日(日)§ |