│←+I've had it!!++ 何度死に掛けても、所詮はブサイクなままよン。→│
@こんばんは。
お久しぶりです。
ご無沙汰しておりました。来てくれている皆様、また更新いたしましゅ。礼。
珠恵です。
相変わらず、黒板を消す日々です。 だって、あたしは一番前の席だから、たとえ自分が日直でなくても、先生の気持ちを黒板を消すことで晴らして上げれるなら、チョークの粉まみれになっても、なんのそのっ。
あたしは、今日、本当に、死んでしまおうとしたのだけれど。
お天気雨の本日 昼下がり
トイレで切ってしまった。自分はもう、必要ないのだと思ったし、
誰の助言も救いも先生のお願いでさえ、聞き入れない耳になっていた。
こんな耳、引き千切ってしまいたかった。 憎い。醜い。最低。馬鹿。 自分を卑下する言葉や、他人を傷つける言葉しか思い浮かばない。 此の侭では、自分を傷つける前に、他人を責め殺してしまうんじゃないかと恐ろしくなる。 あたしは、何れのそうなる前に、自分を殺そうと想ったの。
お昼休み。 午後は選択授業。 先生の授業(総合学習・木工技術)が、物理実験室で、二時間も続けてあるのに、あたしは、もうその嬉しささえも感じれなくなっていました。幸せも、感じる事ができなくなりました。
「授業をサボるのは、此れが最初で最後にする。」
あたしは、そうココロに固く決意して、それこそ涙をポロポロ零しながら、鞄に教科書を詰めました。
そうして、誰もいない教室で、黒板に書かれた先生の字をきれいに消して。
トイレに行きました。
カッタァ片手に、一番奥の個室に入りました。
もう、二度と自分で、ドアを開けないように。
何度も、何度も、なんども切りました。 深く深く、今ある力いっぱいに、刃物を腕に押し付けて、スライドさせて。 今まで見たこともない血が、腕から次々に流れ出て、弧を描きました。 100mlは、でた。 だけど、、死ねばなんとかなるっ、と思いました。
でも、血は幾ら流れても、ただ眠くなるだけで。
六限目に突入したとき、誰かの足音が、あたしの個室に近づいてきます。
こんこn!!こんこん!!!
・・・・・だれ? ??
今此処で見つかると、本当にヤバい。
声を聞いてみると、保健室の先生だった。
とんだ失敗を食らった。 一発で死ぬなら、それはそれで、他人の心配する時間が減って、たまに後悔だけが残るけれど。 未遂を繰り返していると、心配や不安やそういうものだけが、大きくなって、また、それらの重みに押しつぶされなきゃならない。 前者のほうが、きっと、ずっと、いい方法。 人に、自分以外の人間様に、自分の「死」を見せびらかしちゃいけない。 不幸自慢なんて、あたしは、幸せだから、しちゃいけない。相談は、不幸自慢だ。 あたしは、ニコニコ明るい元気な子なのだから。 いい子なのだから。ね!! でも。 その規約に逆らって、あたしは自分の「死」を「あたしを愛して!!」という 強烈な欲望を剥き出しにしているだけ。 誰かに愛されたいのなら、誰かを一人を、真剣に愛すべきでしょう。 愛される事ばかり望んでも、うまくいくわけないじゃないの。 自分を傷つけて、「死にたい・・」などと口癖のように呟いたって、単なる同情を買うだけで、愛情を売ってはくれないんじゃないかしら。あたしだって、そんなの御免よ、あたしみたいな人間大嫌い。毛嫌いしちゃう。
何も要らないし、欲しいのは永遠の眠り。 他人の愛し方を知らないし、知っているのは自分の傷つけ方。 リスカぐらいで死ぬわけないと、一番よく知っているのは あたし。
教室も、図書館も、人目に附かないところも、屋上でさえも、彼女は探し回ったという。あたしはとうとうこのトイレで、見つかってしまった。 扉を開けると、保健室の先生は、其処に立っていた。仁王立ち的に。 ティッシュで腕全体をグルグルまきにされ、 当然、保健室に連行。 いや、ほんとはね、あたしが、怖くなって、死ぬのが怖くて、手をティッシュでぐるぐる巻きにして、トイレを飛び出して、保健室に走りこんだの。 嘘ついてごめんね。 この隠し文字まで読んでくれたお方。あたしは、あなたが居て、凄く幸せだと思う。 あたしは、結果的に臆病者なの。 涙が、止まらなくなった。血も、止まらなかった。
目が腫れて、ブサイク!きゃ!><
六限目の終わりのチャイムがなって、 帰りの学活を終えた先生は、保健室に来た。 先生は、あたし以外の他の生徒の質問を受け付ける日だったのに。 あんなに血が出たのに、先生は、あたしの腕の下を掴んで、止血してくれた。 手が心臓よりうえになるように、あたしの手を握って、持ち上げてくれて。 先生の声は、いつも聞く、低くずぶとい声ではなく、なんとなく、かすれた様に聴こえた。 先生の瞼は、いつもより赤い気がした。 あたしの自意識過剰なだけなのかな。
あたしは何も、言えなかった。一発で死ねなかった自分を恨んだ。本気でしたから。
先生が何を話してくれたか、あまり記憶に無い。 いや、むしろ、思い出せない。 思い出したらすかさず書こう。 先生は巧みな例えを使って話し、 めがねを上げて、涙を拭いた。 それが解ったのは、あたしの傷を止血している先生の手が、あたしの手に再び戻ったからだ。
あったかい。
先生の手を、こんなに近くで長い間握ってられるなんて、もう一生無いでしょう。 未遂なのを後悔しているけれど、あたしは、今生きてて良かったと思える。先生の手に触れる事が出来たから。 先生は、いつまで経っても、あたしの腕を離さなかった。
あたしは、幸せすぎて、 社会に出るのが厭で、 大人になるのが厭で、 現実逃避家で妄想家、 今の幸せよずっと永遠に消えないように、 あたしはこの身体の成長をストップさせてしまいたかった。
あたしは、この世がこわい。 血が吹き出るほど生きている自分も怖い。
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