│←けむり→│
@あなたは、なんの『けむり』を思い浮かべますか?
白い何の曇りもない煙が
あたしの涙をあおり、あたしの体を蝕んでいく
あたしは、寒くも無い、春の暖かい夜、初めて白い息を吐いた
下を向いて、孤独を噛みしめながら
煙草は、孤独。
咄嗟にあたしはそう思う
この一本で、あたしの何百万の細胞が命を落としただろう
きっと、数え切れないくらいのあたしの細胞たちが
この優しい孤独の白いけむりに、あたしの代わりとして命奉げてくれた
あたしの肺は、白いけむりでいっぱいになり
体中に、白が行き渡って
あたしは何色になったかな
白に戻れたのかな
息をするとね。
貴方の香りがするの。あたしは急にあなたが恋しくなった。
頭が少し痛い
息をする度、貴方の顔が浮かんでは消えて、辛くなる、くるしくなる
そうして、もう息をするのに疲れる
息をしたくなくなりました
頭が痛い
身体が熱い
息をすると胸も喉も痛い
あたしは、これから先、生きていくのだろうか
もう、何もかも、どうでも良くなってしまった
あたしを助けてくれる人間なんて、この世界には、一人もいない
あたしは助けを求めたくない。求めてなんかいない
二度と、この唇が動きませんように
あたしは、文字で、文字だけで、この気持ちを表現いたしましょう
二度と、この胸が脈打ちませんように
あたしは、腕を切って、血をあるだけ流しましょう
二度と、この尖った爪で、人を傷つけませんように
文字を書くのを止めないこの手を切り落としてしまおう
My追か
§2002年03月30日(土)§ |