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2006年03月14日(火) ホワイトデーに告白を

「2006年02月21日 小宮君の真価とバレンタイン」でもお伝えしましたが、
その後の続報、ホワイトデーに関してお伝えいたします。
えぇ、そうですよ。今回も会社ネタでございます。

今年はグアムでご一緒の野郎どもにも上げました。
えぇ。今回限りでございますが、ご縁があった、ということで。
江川君・フランケン・たっちー、そして小宮君です。
(九州のフランケンつながりで、林田さんにも贈っちゃった!)
いつものメンバーは、龍兄・たっくん・部長・九州支店長・静岡所長。
そして、あげなかった「浮気男」も、オマケで記載しておきます。

尚、あまり関係ないですが、問題の「浮気男」
信じがたいことに、結婚退職するその片思いの彼女の退職日。
でっかい花束持って、お見送り(笑)
いやいや。そんな男気があったんですね。驚いちゃいました。

その後の送別会でも「瀬戸の花嫁」を大熱唱。
っていうか、そんな歌ばっかり、連発熱唱(笑)
いやぁ。そこまで男気にあふれた男だとは思わなかったよ。

「じゅりさん。かわいそうだよ。来年はあげたほうがいいよ」

おもしろがって、いろんな人が言ってきます。
なのでじゅりちゃんは、はっきり言います。
「謝ったら、許してあげるけどね」

「どーして、そんなに高飛車なのさ」

たっくんが呆れ顔で、今日も言っています。




さてさて。どーでもいい話でした。
まず一発目は、みなさまお楽しみ。林田さんです。

林田さんは、3/1にお返しをくださいました。
そうです。彼は今、プロジェクトメンバーとして、月2で東京に来ます。
えぇそうですよ。楽しいに決まっているじゃありませんかっ!

でも、なんで3/1なの? 3/15も会議じゃん。会うじゃん。
多分遅れないように、なんだと思うのですが、早すぎ、律儀すぎ。
で、どんなものか?と言うと、ごくごくフツーのものでした。
まぁうれしいけど、ちょっぴし残念です。が、小遣い制だろうからね。
まぁ林田さんに関しては、後日、速報をお届けいたします。うふっ。



して、意外だったのが、フランケン。
ものすっごいおいしくて、一緒に食べたヨーコちゃんも、
「買いたい!」って騒ぎ、ふたりでネットで探した。

おいしいものを知っている男は、大好きだ。
だがフランケンが、というのが意外だった。
ヨーコちゃんと一緒に、そこにも驚いた。

ちなみに私があげたのは、350円のもの(安いっ!)
フランケンがくれたのは、3150円(税込)
そっちにも、びっくりした。シャレには、シャレで返してくれ。



実はいろいろと驚いたことが多かった、今回のホワイトデー。
そして今回。No2の驚きを与えてくれたのは、小宮君。

「もらえんものは、数えられんからな」と、
事務員にバカにされていた小宮君。
いえね。決して、ダメ男くんでは、ないんですよ。

どちらかといえば、すっきりした顔立ちで、背も高い。
センター勤務ですから、カラダだって、しまっています。
デスクワーク中心の男より、いいカラダしてるんですよ。
(カラダにこだわりすぎ!)
そしてなによりも彼の特徴は「礼儀正しさ」これにつきる。

きれいな言葉遣い。丁寧な物腰。
そして電話口では大人っぽさを感じさせる低めのボイス。
その容姿からは想像できないほどに、大人な男なのです。電話では(笑)
じゅりちゃん、未だに一致しないもんね。電話の声とその容姿が。

小宮君からは当日、でっかい包みが届いた。
あけてびっくり、玉手箱。

「おーまーえー! 一体、いくらの商品買ったんだ!!!」

さすが礼儀正しく育てられただけある。しかし物事には限度があるだろう。
350円のお返しが、こんなすっごいのは、逆に反則だぞ。

「久しぶりのお返しだから、限度がわかんなかったんだろうね」

そんなヨーコちゃんの薄ら笑いを尻目に、じゅりちゃんも苦笑。
オマケに、オトナな女を気取るじゅりちゃんには(本気?)
どー考えても似合わない、超ファンシー系な商品。
なんかね。白い木箱に、やたらめったら焼き菓子がつまってたよ。
カントリー調ってヤツですかね? 絶対ありえない。

なんだかヤツの思考回路が見える。

1:頂いたのだから、返さなくてはいけない。
2:お返しに安いものは許されない。オマケにボクは男だ。

更に

3:じゅりさんは物価高の東京に住んでいる
4:ゆえに益々、安いものではみっともない
5:思い切ってちょっとシャレこんだ店に行ってみた。
 (ただしじゅりちゃんの趣味は一切考慮していない)
6:高いもの買っとけば無難だろう。

なんか、おかしくて仕方がない。いや、ありがたいんだけどね。
なんというか、律儀すぎて丁寧すぎて、驚きです。

びっくらこいて、じゅりちゃん早速電話。

「今までお返しにこんなすごいの、もらったことがない。
 付き合っていた人にだって、もらったことがない」

ダレだよ。今ここで、ツッコミ入れてるの。
いやさ。アクセサリーとかをもらったことはありますよ。
でも、食べ物のお返しで、ここまでってのは、あーりませんよ。
そしたら小宮君

「いえいえ。こちらこそ。ありがとうございました」

いやさ。もうちょっと冗談交えて返してよ。
クソ真面目に返されるのが、逆にイタイぞ。
いるんだな。世の中には。こんな純朴な青年が。いやいい人だよ。



そして今回。最高級にボケをかましてくださった方がいらっしゃる。
それは、Jrデ部長の兄にあたる、兄部長。兄部長に関しての詳細は、
2005年06月10日うるさい女とトイレットペーパー を参照願います。

実は兄部長とはこの日記の後、仕事上の関係が出来た。
兄部長は当社の通常業務とは違う、新規事業部の部長だ。
新規事業であるため、当社の伝票システムにどうマッチさせるか?
そういう事情により、じゅりちゃんが業務課より派遣され、
当社の業務の流れを教えたり、伝票作成方法を考えたり・・と、
そんなヘルプ業務を請け負っていたのだ。
そういうワケで、多少は関係が出来るようになったのですが・・・。


社長の息子である。当然社内注目度は高い。
今年のバレンタインデーは、Jrデ部長と並ぶほどに盛況したらしい。
あぁそうそう。デ部長もね。すごいもらうんだよ。
(WDにはでっかいゴディバの袋をいくつもかかえて配ってた)

まぁそういうワケで、兄部長はWDの夕方。
同じ部署の女性社員に、こう言った。

「オレ、じゅりちゃんから、もらってたっけ?」

つまりである。もらいすぎて記憶がはっきりしていないらしい。
(信じられんオトコだ!)
そしてじゅりちゃんは、その女性社員から内線をもらった。

「ねぇじゅりさん。ウチのぶっちょさんに、チョコレートあげた?」

彼女もかわいそうである。
ちなみに彼女はIT業界ではけっこう有名らしく、
ヘッドハンティングで数社を渡り歩いた経験を持っている。
しがないOLじゅりちゃんとは違う人種だが、酔狂にもこの会社に入り、
(過去最低額の給与) こんなこともしなければいけない。


「あげてないですよ」
「そうか・・・。そうなんだ」
「えーっと、なんでですか??」

彼女は笑いながら兄部長の天然ボケを話してくれた。
じゅりちゃんも笑った。兄部長はちょっとおっとりした人で、
時たま信じられないマイペースぶりで、ボケをかましてくれる。

「うちの部長さん、信じられないボケぶりだよねー」
「あんなにもらっていたから、わかんなくなっちゃったんですね(笑)」

ふたりで大笑いし、そんじゃねーと内線を切る。
だがその直後、跳ね起きるようにして、じゅりちゃんは受話器を持った。

「もらってないっけ? あげてないです!って、
 部長様に対して、さすがにいえません!!!!」
 
その女性社員の方に、内線でそう叫んだ。

じゅりちゃんだって会社員暦10年以上である。
世の中当たり障りなく、泳ぎたい。
オマケに相手は社長の長男である。
将来の社長は、社歴も長い次男のデ部長が継ぐことになるだろうが、
まかり間違って、兄部長の可能性もある。
っていうか、数年先の取締り入りは、まず間違いないだろう。
じゅりちゃん、マジで保身を考えちまったよ。こんなことで。

だからと言って、じゃ彼女にどうしろと・・・。
しかし、そこはやはりヤリ手の元IT営業マンだ。
うまーく兄部長様をまるめこんだらしい。


その日の遅く。フロアでひとり残業していると背後に人の気配。
振り返ると、兄部長が緊張した面持ちで、つったっていた。

「いつもお世話になっているので、うけとってもらえませんか?」

そして彼は、ひとつの包みを差し出した。

じゅりちゃん、初めてです。
男性から、あげてもいないのに、WDのお返しをもらったの。
いや、あげてないから、おかえしじゃないぞ。

じゅりちゃんは小刻みに笑いが止まらない。
それに反し、兄部長はきまり悪いのか、いつものノリもなく、
ちょっと恥ずかしそうにして、管理部門のフロアを去っていった。



初めてである。なんとなくVDの男性の気持ちがわかった。
兄部長とは前フリがあったけど、もらえる男の気持ちがわかったよ。
多分もう、一生ないであろう、貴重な経験をさせてもらったよ。

そんでもって、兄部長が私を好きなのかと思った。
返す段階になって、なんでじゅりちゃんのことを考えるんだろう?

「うぉぉ! 玉の輿か?」

そう興奮したが、すぐにその思いは理論破綻した。
兄部長が私に好意を持っていると仮定しよう。その場合、

VDにじゅりちゃんがあげている → うれしい!
        あげていない → さみしい・・・・
        
と、強く記憶に残るハズだ。
決して「もらったっけ?」などというあいまいな記憶ではない。


「ふっ・・・・」

ひとり寂しく、笑ってみる。
いけねー。いけねー。
義理チョコもらって勘違いする男の感覚も、味わっちゃったぜ。
ちょっとさみしーな。っていうか、かなりイタイ女だな(笑)

つまりである。恐らく兄部長の頭の中でのじゅりちゃんは、
「ボクにくれてもいいリスト」に入っていると思われ。
仕事でも付き合いがある。多少は親しくしている。
いや「ボクに気がある女性リスト」に入っているのかもしれん。


いかん・・。立ち直れない・・・・。
じゅりちゃん、そういうふうに思われてたのか?

つまりだ。じゅりちゃんは、兄部長→じゅりちゃん と勘違いしたが、
兄部長の頭の中では、じゅりちゃん←兄部長、らしい。


ふふふのふ。


まぁいいや。これも女のモテ税だと、思っておこう。
ってか、けっこう書いててイタイぞ、自分。

あぁ。哀れなり。ヴィトンもティファニーも、やはり遠いのだ。


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