Juliet's Diary
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2004年08月29日(日) |
新撰組(ありえないから) |
山南さん切腹後に、みゆき太夫。 正直、どうでもいいような放送回だと、思ってましたよ。おほほ。
空気が読めず、一人、男の暗黙の了解がわからなかった、オダギリ斉藤。
”オレのせいだ・・(ぐっすん)”
あの、斉藤がっ! 山南脱走時も、びっくりしておきながら、見逃した斉藤が! くりくり、くりくり、飾り紐を、くーるくる。 すねすねして、落ち込んでいるのが、かわいらしくて大笑い。
ありえないから。そんなこと、斉藤一が(笑)
”この歳になって、初めて、恋をしてしまいました!”
どうすんだろ? どうやって、切り抜けるんだろ? と、思ったら。
あの、笑っていいですか? 思い切り、笑って、いいですか? 源さんが、源さんが、あの、源さんがっ!
熱の入った芝居の、源さん。 とりあえず、その芝居に合わせる、みゆき太夫。
ありえないから。そんなこと(笑)
そこへ、あわてふためいて、飛び込んでくる、山本土方。 独身だし、オレが、ひっかぶってしまえ、と、いざ、鎌倉。 勢い込んで突入した彼に、前後の把握は難しい。
”はい、そこどいてー!!”
吹っ飛ぶ源さん。 ウソ芝居台無しの、更に、ウソ芝居、土方バージョン。
”おのれ〜!!”
ひっこみのつかない源さんは、土方さんを、ぼっこぼこ。 理由がわからない土方さんは、なすがまま、されるがまま(笑)
”それなりに、ありがとー!!”
ありえないから! そんなこと!!(笑)
オマケに、なぜか、ハナジ顔で、ふっ!と、満足気な土方。
それもまた、ありえないから!(大笑)
三谷さん、すっごい、遊んでいる。 ぜんぜん、話の筋には、関係ない、今回のコント。 今までの大河で、あったか? こんなの、って、感じ。
正直、特典映像みたいで、楽しくて仕方がない。 山南さんが死んだ後だろうが、なんだろうが、そんなこと関係ない。 先週の胸の苦しみから、一気に笑いの世界へ。
ありえないから。新撰組の近藤と土方で、そんなこと。 だからこそ、三谷さんが、どれくらい新撰組がすきか、よくわかる。 彼の頭の中では、新撰組のメンバーを使って、パロディ、パロディ。
三谷さんが、大河を使って、遊んでいる。 大好きな新撰組に、好きな役者を使って、1年間の大掛かりな遊び。 これはきっと、三谷さんにとっては、とっても贅沢なこと。 面白くって、仕方がないに、決まってる。
だから、面白い。やっている方が、心底、楽しんでいるのだから、 見ている方だって、おもしろくって、仕方がない。 あのコント。役者陣だって、相当、おもしろがっているよ。 特に、山本さんなんか、ノってるなぁ〜、だもんね。最高だよ。
見させてもらっている、って、思える。 三谷さんの頭の中の、おもしろいものを、見させてもらっている。 大河という1年間の大型ドラマ。すばらしい役者陣。
見させてもらっている。本当にそう思う。 いい文章に出会ったとき。いい映像に出会ったとき。 そのほかいろいろ。全てのすばらしい創作物に出会ったとき。
それを作ってくれる人がいなければ、見ることは出来ない。 その人の頭の中にだけしかないなら、知ることができない。
見させてくださり、ありがとう。 本当に、本当に、おもしろかったです。
追伸
大福の言い訳に困り、手先をもぞもぞもぞ(この動き、けっこうスキ!)
そうかぁ・・。慎吾ちゃんって、浮気がバレた時、そんな感じなんだ(笑)
追伸2
意外と、おちゃっぴーな桂さん。
ありえない。でも、おもしろい。だいぶ、おもしろい。
追伸3
”うわぁ〜、どうしよう!!”
土方さーん! と、知らせに走る平助。 あっしは、そんな平助が、大好きです。
追伸4
知らせを受けて、けつまずきながら。 そんな山本さんの演技も、とっても、スキ。
だが、こればかりは、ありえない、とは、言えない。 冷酷な土方さんだって、そんな時も、あるだろう。 いや、あってほしい。三谷さん、その気持ち、よくわかります。
追伸5
だから、山本土方さん、ハナジ、出てるから(笑) ハナジ出てるのに、なんで、満足気に、ふっ! なの??
それだけは、土方歳三では、ありえないから!!(笑)
追伸6
SMAP仲間で、新撰組仲間で、元歴史教師の、我が専務より、 新撰組の本を、いくつかお借りいたしました。 その中のひとつが、コチラ。
新撰組 藤堂平助(秋山香乃 文芸社)
個人的には、非常によかった一冊。 理由としては、土方歳三の描き方が、とても人間的で、スキです。 作者が女性だからでしょうか? 男性の描く土方さんは、 ロボットように隙がなく、典型的な時代物小説の主人公みたいで・・。 そういう意味で、この本の土方さんが、自分には無理がない感じです。 えっ? 主人公は平助じゃないのかって? しかし、やっぱり新撰組は、土方歳三が重要ですからね〜。ごにょごにょ。
それと、いちばんうれしかったのが、大河のまんま、想像できること。 平助は女みたいな顔、となっていますが、 やさしい感じは、中村勘太郎さん、そのまんま。 土方歳三も、山本耕司さんで、そのまま動いてくれます。
平助主人公ですが、土方VS山南も、ばっちりです。 この話では、土方と山南に、強い信頼関係があった説を、とっています。 大河では、斉藤の話で、土方歳三が、山南ピンチ!を救った と、なっていますが、こちらでは、土方ピンチ!を、山南さんが救い、 その時の負傷が、山南を新撰組の表舞台から遠ざけた、と、なっています。
どちらが本当なのか、は、多分、こちらの話でしょうかね。 謎が多いだけに、作者の想像力が試される、おもしろい素材ですね。 その点、この作品は、非常に人間味あふれるお話です。
当然、山南敬介は、堺山南で、ばっちり動いてくれます。 皆様も、脳内シアターフル活用で、ぜひお楽しみください。
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