Juliet's Diary HOMEDiary INDEXpastwillsellection


2004年01月13日(火) 僕と彼女と彼女の生きる道(第2回)

”他に、好きな男でも、できたか?”

”ラッキー・スタンプを、集めていたら、離婚しようかなって”
”わかるように、説明してくれよ”

”美術の勉強が、したかったの”
”それで、パリなのか?”

男と女の会話は、ここまで、かみ合わないものなのか?



”わたし、りんを、愛していない”


妻と娘の、3人暮らし。
彼は、家族の心が、もう、戻れないほどに、壊れていたことに、
いちばん、最後まで、気がつかなかった。

仕事も忙しく、懸命に、働いている、29歳の男に、
それを、気がつけ、と、いうのは、無理な話なのだろうか?


つよしくんが演じる男は、ほんと、どこにでもいそうな、男。
きっと、どんな男でも、多かれ、少なかれ、そういう部分は、持っているはず。

ほんと、男って、怖い。




追伸

今まで見たドラマや、読んだ話は、母と子供、が、多かった気がする。
父と息子、は、あったけど、それは、息子の年齢が、比較的、高かった気がする。

小さな子供と、母親。
でも、それは、母親が、愛情ゆえに、子供を縛り付けてしまう、というもの。
そこに、親子の愛情の否定は、なかった。

でも、そういえば、だが、父親には、愛情不在の時期が、あるように、思える。
赤ちゃんの時は、かわいいかも、しれないが、幼少期の時は、
父親自身、いちばん、仕事で、ふんばらねばいけない、年齢、だったりする。


ものすごく、斬新な視点の、ドラマだと、思う。
でも、ほんとうは、今までにも、たくさんあったような、話だとも、思う。

ただ、今までは、男が中心に、作成してきているから、気がつかないだけ。
男が中心だから、男の言い訳が、通ってきていただけ。

つよしくん演じる男性の視点で、描かれているドラマだが、
ほんとうは、女性の視点で、捕らえたお話だと、すごく、思いました。



追伸2

つよしくんにも、きっと、あの男性と同じ部分が、あるように、思えます。
というより、彼らには、普通の人より、多くあるように、思えます。

役者というのは、全人生を捧げないと、難しい職業のように、思えます。
前に、初代水戸黄門を演じた方の、ご家族の話を放送していて、
父親が、水戸黄門を始めたとき、キャラクター作りに苦心し、荒れて、
家族が、崩壊寸前だった、とのことでした。

あの、かっかっかっ、という笑いは、確かに、水戸黄門初期の頃は、なくて、
途中から、あの役者さんのアイディアで、付け加えられたそうです。
その笑いで、最後に、円満、円満、を、表現したそうなのです。


彼らも、夫となり、父親となった時。
子供のことなど、かまっていられないほどに、苦しい時期が、来ると思います。
ちょうど、その頃が、役者として、生き残れるかの、分かれ道の年齢にも、
なるでしょうから、尚更と、思うのです。


つよしくんは、どうなのかな?
まぁ、それこそ、”あなたの妻になる予定は、ありませんから” ですが。


←エンピツ投票ボタン  My追加
また読みたいなぁ、と、思ってくださったら、お願いします
Juliet |HOMEDiary INDEXpast|will