Juliet's Diary
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うらやましいこと1
ちょなんかんは、韓国人共演者のインタビュー。 みなさん、つよしくんの印象が、とても優しい、いい人だと、言っていた。
なんだか、うらやましいな、と、思う。 web上では、多くの人が、自分のことを、怖い人だと、思っているらしい。 そんなことないよ、と、言いたいが、実は、私生活でも、言われている。 なんとなく、近寄りがたいところがある、んだってさ。
そんなふうに言われつづけ、30年。 幼稚園の時から、とまでは、思いませんが、 高校生の時には、言われていたので、すでに、15年は、経過している。
でも、結局、親しくなった人には、それが誤解であることが、わかってもらえる。 なんとなく、納得がいかないが、 いい人だ、と、思っていたら、とんでもない人だった、よりは、マシだろうか?
つよしくんは、ほんとうに、優しい雰囲気を、持っている人らしい。 ほんとうに、ほんとうに、うらましいと、思う。 人から、やさしそうな人、と、言われてみたい。
先日、2003年後期の、査定がありました。 評価者は、龍兄。1時間位、じっくり、話し合います。
前々より、龍兄には、言葉がキツイ、と、言われていました。 特に、たっくんに対して、キツイそうです。
”事務的だ、と、クレームがありました”
そう言われて、思い返すが、確かに、ある。 仕事の内容が、どうしても、書類が整っていないとか。 そういう注意が多いのが、業務課です。 PC相手の仕事ですし、あまり、融通は、ききません。
言われた相手は、どんなに、低姿勢で伝えても、むっとする人は、いる。 あーだ、こーだと、いろいろ、理由をつけて。
そういうのは、自分は、好きじゃない。 社会人として、どうかとも思うが、それ以上に、結局、やってもらわなければ、 こっちは、引き受けることが、できない。 どんなに、理由をつけても、受けられないことは、受けられない。
”ですから、そういう場合、相手が事務的だと思うことは、あると思います”
役所みてーだな、と、面とむかって、部長代理に、言われたこともある。 だって、既定の書類に書いてくれなきゃ、受けられないよ。
龍兄は、次回より、そういうクレームがあった場合は、 事情を、確認してくれるとのこと。 と、言うより、確認してくれ、と、お願いしたのだけれども。 直すべきことは、直しますが、立場上、できないこともある。 そういう場合は、業務課主任として、説明してやってよ。頼むぜ、龍兄。
たっくんにも、確かに、キツイです。 龍兄は、それにより、わたしとたっくんの間に、ミゾができるのでは、 と、心配している。
だが、ちょっと、待っていただきたい。 わたしが、大概、たっくんに、キツク言うのは、何度言っても、失敗した時。 いえ、失敗するのは、かまわないのです。 けれども、注意力不足の失敗は、2度目、いや、3度目は、許せません。
”どこが、間違っていましたか?” ”自分で、もう一度、よく見てみなよ”
つき返された書類を片手に、たっくんは、不満そう。 やっぱり、男のプライド、って、ヤツでしょうか? でも、注意力に、男も女も、ないんだけどね。 その証拠に、わたしも龍兄も、その同種の仕事をしても、 ミスは、ほとんど、ないのです。ほぼ、完璧。
しかし、わたしも、業務課移籍直後は、ミスを連発。 おおざっぱな、営業部出身ですから。
”あなたの仕事は、信用できない”
龍兄に言われた、この言葉。どれほど、ショックだったか。 言われた直後は、入社6年目にして、トイレで泣いたし(笑) 営業部で培った自信も、あっというまに、砕け散りました。
でも、確かに、龍兄の言うとおりなのです。 あの当時のわたしは、チェックする、ということが、甘かった。 営業部では、スピードも命。万一のミス、も、ちからワザで、 おりゃー! っと、カバーみたいなところが、ありまして。
でも、業務課は違った。管理部門は、違った。 わたしのミスが、一瞬の判断ミスが、全国の業務に、影響を与える。
それを、教えてくれた、龍兄の言葉。 だから、何度も、何度も、チェックして。
”龍兄くんがね、最近、安心して、任せられるって、言ってたよ”
と、部長から、言われたのは、その1年後。(龍兄くん、とは、言いませんが) だったら、龍兄、直接、言ってくれよ、ですが、ほっとしました。
だが、たっくんは、性格的に、楽天家で、おおざっぱ(笑) でも、彼には、早く、成長して欲しい。 彼のレベル以上のことを、望んでしまう。 だから、ついつい、言葉もキツク、注意してしまう。 注意力さえあれば、ミスしないことなんだから。不満に思うなら、注意しろよ。
”でも、この頃、けっこう、ガマン強くなりましたね”
笑いながら、龍兄。 わたしが、ハラが立つことがあっても、ちょっと、一服したり、 もしくは、深呼吸して、一拍、置いてから、の、ことを、差しているらしい。
”実はですね、龍兄を、マネしているんです”
わたしからすると、龍兄は、はっきりモノを言わないし、不満もありますが、 でも、対処方法には、すごいな、と、思うことが多いです。 なので、なにかを言う前に、龍兄の言い方を、マネしてみる。
”ボクより、部長をマネしてくださいよ”
オレを誉めるな、とは、慎吾ちゃんですが。 でも、部長より、龍兄の方が、毎日見ているから、サンプル数が、多いんですよ。
少しは、うまくなっただろうか?
たっくへの注意も、この頃、龍兄に、回している。 こういう理由で、こうだから、龍兄から、言ってくれ、と。 わたしが言うより、龍兄に言われる方が、効き目が大きい、っぽい。
”だって、みんな、そうでしょ? 仕事だし”
前に、”イヤな顔とか、絶対しないよね” と、言われての、つよしくんの言葉。
いろいろ、理由を並べてみたが、きっと、龍兄の言葉は、正しい。 でも、営業部にいた頃より、ぜんぜん、やさしい感じ、とは、言われるけど(笑)
あの頃は、毎日が、戦場で、怒号の中での、生活でしたからね。 もたくそ、適当に、仕事をしている人なんか、怒鳴りつけていました。 で、先日、営業課員に、木村が、怒鳴られていたけど(木村、半泣。私、大笑)
つよしくんを見ていると、イヤになる時がある。 それは、つよしくんが、ではなく、自分が、イヤになる。
わたしが、ノドから、手が出るほど欲しい、 ”やさしい人・いい人” という称号。 それを、ほしいままに、している彼。 おそらく、今、日本一、やさしい人・いい人、の言葉を、浴びている。
ジーニスト授賞時の、ジャストの映像を見た。 殿堂入りは、ほんとうに、うれしかったようだ。
”盾がね、6つ、あるんですよ。玄関に、飾っています”
多分、つよしくんが、ジーニストの盾を、喜ぶように、 わたしが、”やさしい人”の盾を手にしたら、夜も眠れない程、喜ぶはず。
どうしたら、つよしくんのようになれるのか? 大分、見続けているが、未だに、習得できない。
うらやましいこと2
ジャストの映像で、めずらしく、しゃべりつづける、つよしくん。 おそらく、普段は、無口だが、彼の言うと通り、 好きなことは、いくらでも、しゃべりつづけられるのだろう。
熱心に、語る、彼。 そこには、彼が、ジーンズを好きだ、ということの他に、 彼の哲学も、見えてくる。
なにかを好きだ、ということは、その個人を、反映しているのかもしれない。 ジーンズを見て、自分を振り返る、という、つよしくんの言葉は、 かなり、的を得ていると、自分は、思う。
なぜ、すきなのか。どうして、そう思うのか。
それを、自分の中で、つきつめていけば、 おのずと、自分というものが、見えるのかもしれない。
なぜ、つよしくんが、すきなのか。どういうところが、すきなのか。 そして、彼を見て、なにを、自分は、考えるのか。
熱心に語るものがある彼は、おそらく、自分をよく考えている。
どうして、ボクは、ジーンズが、好きなのか? なんで、そう思うのか。そして、なにを、考えるのか?
そのジーンズとの問答の中から、彼は、自分を、みつけているのだろう。
わたしも、先に述べたように、つよしくんを見ることで、 自分との問答に、あけくれている。 そういう意味で、彼は、わたしの鏡であり、人生の大事な友だ。
でも、結局のところ、わたしは、あせっている。 ジャストでの語り口調から、彼の自信が、あふれている。
”ボクが、いちばん、短足です”
その言葉から、どうしようもない、喜びと、そして、自信を感じてしまう。
”わたしはね、怖い人って、思われているんですよ。あっはっはっ”
とは、決して、わたしは、言えない。 そんなことは、認めたくないので、絶対、言えない。
どんどん、どんどん、彼は、先へと、進んでいるように、思えます。 29歳と31歳。2年の差など、この歳になると、まったく、意味をなさない。
ホテル・ビーナスの映像を見て、愕然とする。 あの限界まで、細かった体が、どうして、半年足らずで、そうなるのか?
どれほどの努力で、鍛え上げたのか。 彼の、役者としての執念を、強烈に感じる、あのカラダ。
くやしくて、仕方がない。うらやましくて、仕方がない。
彼は、また、ひとつ、わたしに課題を、投げ与える。
さらりと、生きているようで、息もつまるような、濃厚さ。 それが、くさなぎつよし。
わたしは、あなたが好きで、ハラだたしい時もあるけど、でも、よかったと。 いつか、その課題を、クリアしてやろうと、思っています。
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