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2003年01月21日(火) 僕の生きる道(第3話)

10時の時報、5分前より、テレビ前に正座。タバコも紅茶も、しっかり、準備。
もう、昨日のすますまの、怒りが収まらず、今日は、木村と昼に、罵倒大会。
おまけに、つよしには、イライラするし、たっくんとは、こぜりあい。
ぷりぷり、ぷりぷり。でも、時報の音に、一気に高まるテンション!

”なめたら、あ・か・ん〜!”
そういえば、先週も、コレに、ひっかかったんだっけ。


出鼻をくじかれましたが、そんなことは、どうでもいい、第3話。

どうやら、前向きに生きることを決めた、中村先生。
ビデオ日記を、始めたようです。

その日に、あったことを。自分が、精一杯、生きた証を。
ダレのために? 残された、母親のために? 
ひょっとしたら、死後、みどり先生が、見てくれるかも?

理由はどうであれ、人は、自分が生きたという、証を、残したい。
例え、他から見れば、どんなに、ちっぽけな、人間でも。
誰かに、覚えていて欲しい。忘れないで、欲しい。

しかし、言葉は、つまる。
気を取り直して、もう一度。今度は、うまく、いった。


毎日、ビデオに、語りかける。
少しづつ、努力して、今日はダメだったけど、明日、がんばる。

そうだね、がんばるよね。
でも、ほんとうに、恋をあきらめて、それで、いいのかな????
恋って、誰かを愛するって、それがいちばん、大切なことだと、思うけど・・。



机を、ひっくり返す。
違うんだ、違う! 前向きに、生きていこう、なんて、言葉だけ。

わかるような、気がした。
時間がない。もう、自分は、死に行く、運命。
それでも、死のうとまでしたのに、それでも、思い切れない、自分がいた。


すごく、丁寧な、ストーリー展開だと、思いました。

結婚式での言葉も、新郎新婦にではなく、未来の自分に。
もう、自分には訪れない、でも、ココロのどこかで、描いていた、未来。

時間が、彼を、追い詰めていく。
あがいて、あがいて。ひとりで、あがいて。
逃げ切れないと、わかっても、それでも、立ち向かえなくて。

前向きに生きよう、と、思ったことは、ウソでは、ない。
でも、ココロのどこかで、やっぱり、逃げていた。


そう、たった、1回で、中村先生に、前進されたら、なんだか、ウソくさい。
人間は、そんなに簡単に、思い切れるものでは、ない。

だからこそ、机をひっくり返すまでの、あがき。
カメラに向かいながら、自分をごまかす。
この期に及んでも、脇道に、それようとしていた、自分。


つよしくん。いい脚本に、めぐり合えましたね。
確かに、テーマは重いけど、でも、人間味あふれる、お話だ。

無論、生徒がいっぱいの、バスケットコートでの告白は、
唐突過ぎて、笑っちゃいましたけどね。
でも、中村秀雄、という人物は、とても丁寧に、描かれているし、
あなたも、的確に、くさなぎつよし的に、表現できていると、思います。


”次が、たのしみー!”
思わず、テレビに向かって、叫んじゃいましたよ。

あぁ、昨日の怒りが、すごい勢いで、溶けていく。
くさなぎつよしの、腕がなくても、溶けていく。

個人的には、
”ボクには、結婚とか、ないのんだな〜” とか、
診察台の上からの、映像とか、おなかとか、そういうのも、すき。
おくすり、飲んでいるのも、微妙に、好き。

たった、1時間なのに、とても、うれしい時間。
くさなぎつよしの演技が、お話が、とても、うれしい。

お話自体は、これから、前向きで、で、いつか、つよしくんが、
”うっ!” とか、なって、わんわん、泣くのかもしれないけど、
でも、あと、9回、ですか?
ほんとうに、楽しみな、ドラマに、なりそうです。

ではでは


追伸

今日の、つよしくんを見て、思いましたが、
木村さんって、ほんとう、演技が、木村拓哉、なんですね。

あのパイロット。木村拓哉、ですよ。全てが。
でも、中村先生は、つよしくんじゃ、ないですよね。
つよしくんが、演じているんですが。

この違いって、なんなんだろう?
ものすごく、不思議、です。
だから、木村さんのドラマも、絶対、見逃せないぜ、と、思いました。


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