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2002年12月26日(木) 黄泉がえり 試写会

東宝の試写室にての、上映会。行って来ました。
今回も、Tsuyoholic の サイト・オーナー、サエラ氏と、同行です。

当然ですが、ネタバレ、ありありの、配慮なし、です。
当方、自分が、書きたくて、この日記を、つけているので、
思ったことは、全て、吐き出してしまいます。
ご覧になっていない方は、お読みにならないほうが、よろしいでしょう。

今日は、映画自体の、感想を。
後日、監督の、つよしくんに関するお話を、ご紹介いたします。

(では、この下より。ばればれ&見てないと、ちっとも、わからない話、です)



話自体は、確かに、ファンタジーちっく、ですね。
つよしくんの演技も、とても、よかったです。

お気に入りは、病院のシーンと、その直後のエレベーター・シーン。
海岸を後ろ向きで歩くシーン。
それと、葵の部屋の前で、待ってる箇所と、その部屋の中のシーン。
おでんやさんも、よかったね。


葵の部屋や、おでんやさんでは、つよしくんの、普通の男性としての、
日常的な魅力が、見れて、それは、うれしい。

ざぶとんを、足で蹴っ飛ばして、座る。
snapにも、ありましたが、ぷしゅっと、ビールの缶を、あける。
まるで、つよしくんの、私生活のようで、それが、うれしい。

それと、あの、おでんは、ほんとうに、熱かったんだよね?
いつまでも、ほほほほ、しているのが、少し、笑えましたよ。
急いで、ビールも、飲んでいたし。熱いのね、って、思います。

sれおと、あんなふうに、家の前で、待っていて欲しい。っかー!たまらん!


いきなり、怒鳴りつける、病院のシーン。
つよしくんの声って、いつもは、穏やかだから、びっくりする。
その上、乱暴に、葵を、ゆさぶった後、容赦なく、ひっぱたく。

好きなんだな、と。
言えない、もどかしさと、心配と、嫉妬と。
全てを、入り混じって、いい加減にしろ! と。

せつない。とても、せつない。

そして、そんな、自分にまで、腹を立て、
エレベーターの中で、アタマをぶつける。

あれは、壁を殴りつけるより・・・・。
そう。
自分に、腹を立て、そして、やり場のない、苛立ちを、自分に、ぶつける。

ウマイな、と、思う。考えて、演技している。
それでいて、芝居くさくない。

なんと、いいますが、この病院のシーン。
くさなぎつよしの、役者、くさなぎつよしの、真髄が、みれた気が致しました。


海辺のシーン。

白いワイシャツ、ノーネクタイ。
強風に、たなびいて、カラダのラインが、あらわになる。
髪もぐちゃぐちゃで、それも、あの人は、美しかった。

見事に、そして、きれいに、3人の友情が、描かれている。


ただ、ここから、少しだけ、物足りない、と、思った箇所。

つよしくんと、親友の俊平の、間柄。
できれば、もう少し、描いた方が、良かった気がします。

と、言いますのも、結局、つよしくんは、親友の黄泉がえりを、願っていない。
とても、親しく、そして、大事な友人だ、という、設定は、わかる。
そういう間柄なのに、それでも、利己的な考えで、
親友の、黄泉がえりを、拒否している、そのズルさ。

人間って、そういう汚い感情を、だれでも、もっている。
そこを、もう少し、つよしくんを感情的に、してくれたなら、
と、いうより、自分なら、そう、書くな。
その方が、絶対、あとあと、決意した、つよしくんの、
変わりようが、泣けてくると、思いました。


あと、つよしくんと、葵の、恋愛シーン。
自分なら、絶対、入れます。

やるとしたら、病院のシーン、もしくは、
黄泉がえりの、事実を知ってしまう、その前日の、夜。

いえね、最後まで、やらなくても、いいんです。
つよしくんが、感情を押さえられず、葵に迫る。
で、思い切り、拒否、されてしまう。
でも、でも、それでも、親友の黄泉がえりの秘密を、打ち明けない。

死んだ人間は、帰ってこない。だから、オレを・・・!

と、いう、ずるいけど、でも、真実。
今を生きている、そして、目の前に、愛する人がいれば、当然の、感情。
誰にも、そんな、つよしくんを、責めることは、決して、出来ない。
それでも、手に入らない、愛情。
相手が、死んでいるだけに、親友なだけに、苦しい。

その感情の中で、苦しみ、悶え、そして、衝撃的な、事実を知る。
そこまで、つよしくんを、翻弄して、ほしかった気も、致します。
彼なら、きっと、想像以上の素晴らしさで、演じてくれたと、思います。


それから、最後のシーン。
消え行く、彼女を、抱きしめるが、間にあわない。
わたしなら、間に合わせるな、一瞬だけ。

抱きしめた。そして、何かを、言おうとしたら、もう、行ってしまった。

今、この手につかんだ、やっとの幸せを、瞬時に、失う。
抱きしめた、ぬくもりが、この手にあるのに、もう、彼女はいない。

その方が、効果的だと、思っちゃったり、致しました。
さすがに、つよしくんも、やりにくかったようで、へっぴり腰、でしたしね。
あれは、ちょっと、悲しかった。かっこわる〜、です。


以上が、1回、見た、映画の感想です。

全体的に、くさなぎつよしの魅力は、充分に、出ていた、と。
彼も、存分に、演技できたのでは、と、思います。
ストーリーも、まぁ、きれいで、いい話だな、と、思いました。

前売りも、買ってあることですし、再度、鑑賞したいです。


追伸

でも、最後の、あの、お歌のシーン。
さすがにアレは、あそこまで、長くなくても、いいんじゃないか?
なんて、思っていたのですが、そこは、サエラ氏とは、正反対の意見。
みなさんは、どう、お思いに、なられるでしょうか?

ではでは


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