無の足音 響き渡る音も無く 響き渡る白い部屋に咲く一輪の黒い華姿亡き足音に脅え声亡き叫びに脅え静かに散りゆく眩しい程の白い部屋で ただ独り小さな窓から見える空に心焦がしながら何かに脅えただ独りいくら探しても いくら見渡してもただ独り何も無くて誰も居なくてただ独りそれでも響き続ける 無の足音それでも聞こえてくる 無の足音発狂した魂は帰る場所を見失った光を…見失った…