君が 思っている以上に 事態は深刻で 君が 思っている以上に その道は険しい 君が あまりにも その錆びついた翼を 大切にしているから 君が目指す 光の園は もうまもなく その扉を 閉ざすだろう
君が 思っている以上に 錆の浸食は速く 君が 思っている以上に その翼は使い物にならない
迷っている 暇は もう無い
たとえ どんなに 空が君を誘惑しても たとえ どんなに 雲がゆっくり流れていても
君には もう 時間がない
だから
その翼 背負ったまま 走れ 君の過去のすべてであり 君の過ちのすべてである翼 たとえ その重み 君の足を捕らえても
ただひたすらに 君の目指す 光の園に向かって
この悲しいまでに美しく 青い 空の下で
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