いつまでそんなもの 背負っているの?と 君はたずねたはやく捨てないと からだまで 浸食されるよ君の翼の その錆に美しい なないろに輝く翼をかろやかに 背中にたたえた君がそう 僕に言った僕は答えない 答えられない触れるだけで もろく崩れそうな翼はらはらと 錆をこぼす翼その重みを 背中に感じながら鈍い痛みを 感じながらそれでも なお……