私の彼女。
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2009年07月07日(火) 恋愛について。

人は何歳まで恋愛できるんだろう。
誰かを想って、胸が熱くなったり、1歩1歩近づく距離にドキドキしたり、誰かのために自分を犠牲にしたり。
これから先、私にはそんな恋愛はまだできるんだろうか。
いつからか、そんな事を素直に思えなくなった。
恋愛なんて、もうなんだか自分には全く関係のない出来事な気がする。
でも、あえてそうしてきたのかもしれない。

私は、『恋愛』・・・のようなものに、自分を大きく乱されてしまった事がある。
今思えば、あんなの『恋愛』でもなんでもなかった。
ただ、平凡な毎日の中に降って沸いた、刺激だった。
それを『恋愛』だと思い込んで、そんな自分に酔って、ただただ自分だけを満たすためだけのもので。
たくさんの人、たくさんのもの、大事な生活、自分自身への信頼、全て失った。
今では本当に思い出したくもない過去で、あの時の自分の身勝手な行動を思い出すたびに、嫌悪感でいっぱいになる。

パートナーがいる状態での、他の人との『恋愛』。
私は、過去の失敗から、そういう可能性があるものには慎重に予防線をはり、徹底的に目をそらし、かかわらないようにしてきた。
それほどまでに注意しなければ、そういった『恋愛』には、自分が制御できなくなる圧倒的な力がある。
私は変態なのかもしれない。
もしかすると、本当の刺激はそういった『恋愛』でしか得られないタイプの人間なのかもしれないと思う。
認めたくはないけれど。
でも、そんな風に自分が動かされてしまう『恋愛』だって、本当の「恋愛」では決してない。
私にとって、自分の欲求を満たすだけの、ただの刺激なんだろうと思う。

ただただひたすら相手を想う、そんな恋愛はもう生涯することはできないんだろうなと思う。
本当に悲しいことだけれど。

でも、もちろん、今の彼女は大事に思う。
ケンカしても、イライラしても、お金が全くなくても、
それでも、彼女との生活は私にとってとても大事だし、幸せだなと思うし、感謝もしている。
そんな『恋愛』なんかよりも、はるかに深い家族愛が私たちの間には確かにあると思う。
だから、『恋愛』を求める気持ちは少しもないし、求める自分には出会いたくもない。
ただ、その彼女との間に、ずっと続く「恋愛」感情があれば、私はもっと彼女に優しくなれるのかもしれないなって思う。
家族にはどうしても甘えすぎてしまうから。

7月7日、七夕。
少し晴れてきたみたい。

優しい人間になりたい。


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