私の彼女。
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2009年06月12日(金) 女性ホルモン。

ローンの団信の結果待ちです。

団信とういのは、住宅ローンを組む時に、銀行が保険料を負担して加入する生命保険なんですが、死亡保障のみの生命保険で、ま、いわゆるローン返済途中で死亡した場合、残りのローンがその保険でおりて、ローン残額がゼロになるというものです。

私は子宮腺筋症という病気です。
子宮内膜症の親戚みたいなもので、子宮の筋層に内膜症に似た組織ができて、生理のたびにそれがはがれ、痛みをともなうという症状の婦人病です。
婦人病というのは、やっかいなもので、生理がある限り、症状は止まらないし、一般的には広がっていく。
筋腫であれば、手術して取ってしまう人も多いようだが、内膜症は病変が広いために、手術しても取りきれなかったり、再発の可能性が非常に高い。
直接死にいたるような病気ではないけれど、完治するのは、閉経後、妊娠後、子宮摘出後ということになる。

今回、団信の告知書を書くのに、本当にまる3日間悩んだ。
ネットで似たようなケースを探したり、質問してみたり、生命保険の仕事をしてるような人に聞きまくったり。
銀行の人も、住宅販売会社の人も、病気のことは告知しないでそのまま申し込んでしまう人もいますよ??と、あんに告知しなくてもいいのでは?というような言い方をするし、団信が通らないと、もちろんローンは借りられないということになる。そして1度通らないと、その情報は全ての生命保険会社で共有され、完治から3年して再度申し込むまでローンは通らないことになる。

最初に出した結論は、借りてしまえばいいのだから・・・と、最悪、告知義務違反になってローン残額が保険で払われなくても、しかたないという覚悟のもとに告知しない方向で行こうというもの。死ななければいいのだし。自分が死んだあとに、残る家族というものがいるのかどうかも正直わからない。姉妹や、戸籍上つながれない恋人に支払義務がいくようなことはないだろうから、迷惑はかからないのではと。

でも、万が一、万が一、自分が死ぬ時に家族がいたら、法的には家族ではないにしても、大事な人に財産として残せるのならば、それは素晴らしいことじゃないかと思った。
それに何より、嘘をついて、自分の今までやってきた事をだいなしにするような結末はむかえたくないと思った。
ありのままの自分で借りられなければ、それはそれでしかたのないことなのだとあきらめる潔さを持っていたかった。

そして、結局、告知補足という形で、別紙添付で告知書を提出することにした。
【子宮腺筋症】という病名は、告知書にはなかったし、過去3ヶ月には、治療・投薬も受けていなかった。(検査はしたけれど・・・)。だから、本来なら、全てなしに○をして平然と提出してもよかったのかもしれない。でも、告知書にあった【子宮内膜症】という病気に限りなく近い親戚の病気であることを私自身が知っていて、それを告知しないのはあきらかに故意の告知義務違反なのではないかと思い、とにかく正直に、正確に病気の経緯、治療経緯も書くことにした。

ダメかもしれません。
この病気の完治が難しいという部分からも、一生、ローンは組めないという結果になるかもしれない。
もちろん金利が高いものであれば、それを選択して借りる方法がなくもないのだけれど。
せっかく、銀行さんがかなりいい金利を出してくれたのに、それをみすみす自分でつぶしてしまったのかもしれない。

でも、正直に書いたということで、自分の中で納得できたことも事実だ。
これでいいんだとも思う。

でも、マンション購入という夢をあまりにもまじかに見てしまったので、
やはりこれがダメになった時の落胆は大きいだろうな。

ま、とりあえず結果を待つしかない。

でも、子宮筋腫は今や女性の4人に1人、子宮内膜症も10人に1人が持っている病気なのに、このような病気を、団信の項目に入れてしまうこと自体、女性に対して優しくないな・・・と思ってしまう。
女性のカラダというのは、女性ホルモンの影響がとても大きい。
つきあっていくのは、本当に大変です。
それでも頑張る女性達に、寛大な判断をして欲しいと思う。

んー。祈るのみ。


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