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おやすみ - 2003年08月26日(火)

我が家の猫(名を「たぬき」と言います)が永眠しました。

家のメンバ−で唯一、出かける用事のなかった自分は、
モリビト
のつもりで動物病院から埋葬まで(ほぼ丸一日)を過ごしました。


今回は、感傷的になるのはやめました。
ただ、そのままに。

ナミダにも控えめに、勝手に流れてもらって、
気が向くと葬送曲のつもりで、歌を歌ったり口笛吹いたり。

祖母の時は、演技がかったふるまいをしました。
自分のテンションを自分で持ち上げて。

でもそれ、今はキタナイものに思えるんです。
馬鹿らしいと、阿呆だと、下劣だと。
当時は、死んだ者の為にできることだと思って、やったことなのですが、
そんな誤摩化しや偽りは相手に対して失礼だな、と。
だいじなものに対して、そんな行為をする自身、てのは厭だと感じました。


一日、という長い時間があったおかげで、
ゆっくりと穏やかに死に対面できたと思います。
それが、真実良いものなのかは、わかりませんけど。

自分は、仮の安置場所の部屋の前の廊下でぼんやりしていて
帰ってきた姉が泣きながら箱の中の猫を抱き上げる

自分は、なかなか還ってきた猫に触れませんでした。
なんだか、恐かったんです。最後には抱いて、撫でることが出来ましたけれど。
でも、姉は、躊躇いもなく、整えられた箱から抱き上げて、
しばらく抱き締め続けていました。

哀しみ方を知っているのだと思いました。
自分は、ココロの表層にうねりを持ち上げないようにしていたので、
奥に潜むものは見えなかったし、扱い方もよくわからなかった。


なんだか、矛盾がいろいろ生じていそうです、今日の日記。
でも、思ったことであるのは事実、今日のところは記録させて下さい。


猫のからだは、夕方になって、家族みんなで、庭に埋めました。
思いつく限りのことはしました。

それで少しはキモチノセイリとやらができたのでしょうか。
それはわかりませんけど、
いずれ、どうにかなるのでしょう。
向かい合うことが、できるのですから。

たぬき、は、この家に還ってきて、そこにいるのですから。

だから、声に出して「ありがとう」を言えるのはまだ先になるけど、
待っててね、たぬき。


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