あさがすずしいから泣いたよ坂道の途中のザクロ生活という真っ赤なしずくをときどきほんの時々だけぼとりと落とすのだねあれはうつくしいねなまえを探すよいずれこわれていくもののためそこいらで生まれては消える夢のようなもののため僕がそうであるように君がそうであるように祈るほどではないにしても願っているよねえ車が通っていったあとではあとかたもないから早起きしたら急ぎ足で坂道を降りていくよ