箱の日記
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2005年07月28日(木) プレス機が刻む午後




工場から
この家の分まで
かろうじて届くから
生きているんだ
忘れかけていたよ
深みの足りない植木鉢のなかは
こわいくらい
すき間もなくなって
のばされた手足でいっぱい
だから
欠かすことがないようにしないと
いけないんだ
枯れないだけの
毎日の水を

指に力を込めて
助けようとしてるなにか
それを救えたのなら
てのひらにおいて
涙を垂らそう
と思う




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