歩道橋雨の次の晴れた朝何かの記念に造られた公園に架かる郊外の歩道橋でやさしい気持ちになるすれ違った夫婦下を通る国道のなりゆきどれもが誠実にある太陽がきらめいているこんなふうであったらいいいつも雨上がりの晴れの日であったらいい子供が蹴飛ばしたサッカーボールが私の足下へ走ってくる私は蹴り返すいつかのきみへボールは雨上がりにふさわしい駆ける音を残し弓なりの弧を描いた