クサマトリックスとブルーナ展

クサマトリックス@森美術館 
行ってまいりました。草間彌生さんの展示です。
雑誌であの赤と白の水玉を見てフランスポンピドゥーセンターを思い出し、血がたぎりました。で、急遽行く事にしました。
ここまで強烈な色に包まれる体験はそうそうできません。
水玉の海でした。どこまでもいける気がして、歩けば鏡にぶつかったりとアホな体験もありました。
私としては、暗闇の中の蛍的な作品がかなり楽しかったです。
暗闇には永遠があると、恐ろしさと安堵感を感じる一瞬でした。

あと六本木クロッシングという展示もやっていました。
「日本美術の新しい展望」というだけあって現代アーティストが大集合した展示です。迷路のように次から次へと襲い掛かる現代美術の波に若干息切れ。面白いんだけどね。体験型の芸術が多くて好きでです。
やはりタナカカツキのCGは面白いっす。
森美術館


そして板橋区立美術館でディックブルーナ展をやっております。
板橋区立美術館は初めて行ったのですが、住宅街の中に忽然とありました。美術館の隣の公園では梅祭りが真っ盛りで、大正琴の演奏や簡易お茶席が出ていたり、屋台なども出ていたり、なんだか華やいだ印象。
美術館は公園の奥にありました。
美術館自体がミッフィーと化しています(本当、顔がついています)。
中を入れば期待以上のブルーナワールドで、そこかしこにステキな工夫がなされていました。作品の展示だけでなく、見回せばミッフィーが壁の中にいたり、凄くこったつくりなのです(スタッフの着ているジャンパーもブルーナ)。
ブルーナ氏のブラックベアシリーズの本の装丁が凄く好きで、目録とかも持っているのですが、本物を見れて良かった。凄くかっこいいよね。ブルーナさんはやっぱりグラフィックデザイナーだわ。しかも、本の展示をしているショーケースみたいなものは有名なデザイナーさんが作ったらしいので必見。
さすがはボローニャ国際絵本原画展をしたりする美術館だなあと関心しました。しかもカフェのメニューもかなり可愛いし(ミッフィーパン・ブルーナクッキー・ミッフィーケーキがありました)、食器なんかも中々可愛かったです。
行って凄く満足できる展示なので(しかも安い)、ぜひとも行っていただきたい展示です。そごう美術館でもやるみたいですよ(でもドラえもん展の時は死ぬほど混んでいたので、板橋区をお奨めします)。
しかもHPの色使いが又可愛い。
板橋区立美術館

春になったら面白い催しが多くて困っちゃいますネ。
友人の卒展目白押しだし。映画も見たいのがたくさんあります。
花粉症とか言ってらんねー。
2004年03月11日(木)

日々ノオト / kica

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