私は「うつ依存症」の女

*私は「うつ依存症」の女

クリスティーナリッチ主演。
作家エリザベス・ワーツェルのベストセラーとなった自伝小説の映画化。

才能ある書き手として将来を嘱望されているリジーはハーバード大に入学する。彼女の未来は明るいものだと人の目には映るだろう。だが、彼女は家庭の問題、自分の心の問題を抱えており、大学で仲間に囲まれながらドラッグやセックスに溺れてゆく。母が呼び出された頃には彼女は鬱に飲み込まれているのだった・・・。というストーリー。

鬱の症状を正しく知らないけれど、不安、自己矛盾、絶望感、寂しさをかかえて生きていく事はとてもつらい。つらいなんて言葉もいうのをためらうほどつらい。人を傷つけても振り回してもどうしたらいいかわからない。誰かに頼っても結局は肩透かしを食らう。その繰り返し。この映画でもそれが淡々と描かれています(ちょっと単調)。
でも時々さす光のように、「徐々に、そして唐突に」何かに気付く時が来る。今苦しんでいても、その時がきっとくると説得力をもって響いてきた。
ルームメイト(凄くいい人)が涙を流す所と、リジーと母の対峙が好きな所です。
心の病を薬で治すことが出来るのが不思議だと思っていたら、この映画でもそれが描かれていて、なんか空恐ろしい気持ちがしました。

クリスティーナリッチも大人顔になりましたね。ていうか同い年くらいですか。
やせたのか?と思ったけど体はぽっちゃりで少し安心しました。でも痩せた(バッファロー’66よりは断然痩せた)。この人の演技はなんか凄くリアルなかんじがします。
しかしこの邦題ってなんか見る気がうせるんですけど、私だけでしょうか。


*映画の話題その2・見たい映画

*ロードオブザリング
 観にいくから。ていうかこれは見ないと!

*グッバイ・レーニン 
 主人公の髪型にグッときた。年齢不詳だがかっこいい気がする。
 ベルリンの壁崩壊後のコメディーだし面白そう。
 昨日のショービスカウントダウンで、注目の作品になってた。
 
*レジェンドオブメキシコ
 ジョニーデップだからみようとおもったら、サルマハエックもでるしアントニオバンデラスもでるしで、濃厚な雰囲気。ていうかデスペラードの続編なんですってね。ラテンを味わってきます。
2004年02月10日(火)

日々ノオト / kica

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