「ミトン」&DVD

映画ジャンルなのに映画の事を書いていない。
別のに移動したらいいんだろうが、面倒だからやらない。WEBの仕事をしているとは思えないものぐさ。仕事以外では実際的なことをしたいと思うのですよ。
言い訳はおいといて、映画見ました。DVD含む。

1、「ミトン」
2、DVD「CUBE2」

1、「ミトン」
チェブラーシカでお馴染みロマン・カチャーノフ氏の短編アニメ3本立てです。
都心ではユーロスペース等でやってます(モーニングショウとレイトショウです)。

三本立てなのでちょっとづつ感想。
「レター」
一番印象に残りました。
戦争に行っている(?)父からの手紙を待つ母と子の話なのですが、
ママの顔がなんとも切ない。
ミニスカで海を見ながらたたずんでいるママをみて子供の気持ちになってしまいました。母が悲しそうだと子供も悲しい。僕だけじゃダメなの?というもどかしいきもちもあるのでしょう。
子供の目は多くを語っていました。
夜の不思議なシーン、子供のころ夢に見た夜の空中散歩ですよ。
ああ、夢のようだ。
青で統一されていて、水槽の中を覗いているようでもあり、それでも温かくなる不思議な青い色でした。

「ママ」
おそらく10頭身のママが麗しいです。
最後にビューンと駆けるシーンがあるのですが、アレが相当好きでス。
バックミュージックがおしゃれでした。

「ミトン」
私も幼少の頃、犬を飼う前にぬいぐるみを引きずって散歩させていた事があり、非常に少女の気持ちがわかるのであります。
驚くべきなのは、少女のしぐさの愛らしさでありましょう。
なんて優しい手つきで子犬をなでるんだろう。あの内股は何だ。かわいいのです。
こんな娘が欲しい(笑)。
ミトン犬の動きもももちろん愛らしいです。子犬らしい目の輝き、動き。何の違和感もなくミトンから犬に変化。不思議を自然に変えてしまうほどの愛らしさです。
あと少女の母親が凄くおしゃれです。部屋の内装とかすてきです。

全編に母の優しさが溢れる3つの物語でした。
チェブラーシカは会話のアホっぽいのに核心をついている感じがすきだったのですが、この短編集は温かさを味わう感じですね。大人も癒される作品であります。
東欧の切なさにじむ空の色
と句を読んでしまう程、味のある色合い。色合いを楽しむのもまた一興です。
そういや「社会保障審議会推薦児童福祉文化財」に決定したそうで、なんだか大仰な物になりつつあります(笑)。

2、「CUBE2」
CUBEはそもそもなんなのか、という秘密を明らかにするそうです。
普通に面白かったですが。
なんかね、先がわかっちゃうんだけど何で?
前作はなんでなんで?と先が読めない感じで最後まで訳わかんないのに引きずり込まれる感じがしたのですが。最後は自分がキューブの中に入ってしまった感覚になるというか。
今作ではそれがなかったです。
ハラハラ感に慣れちゃったのかね。うーむ。
でもこの中には入りたくないな、というのが1・2共に共通した感想

2004年01月09日(金)

日々ノオト / kica

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