イラクとか |
フセインが拘束されましたね。 独裁政治の本格的な崩壊が近づきつつあります。 これでフセイン復権を望む人々の活動も弱まるだろうし(逆にヤケクソで暴発する恐れもありますが)、これで無駄な血が流される事がなくなるといいと思います。 しかし、外務大臣川口さんが「国際社会の勝利」と言っていましたが、それはどうなのでしょうか。勝利といえる日はイラクの人々がテロや空爆の恐怖に晒されることなくなった時にいえるのじゃない?いつ勝利がきたのかはイラク国民が決める事でしょう。 人道支援が始まって彼らの暮らしがよくなればいい。でもアメリカ式の政治体制が組まれたら、石油の問題なども絡んでまたイラクを挟んで大国同士の紛争がおきるのではないかと不安です。アメリカのような資本主義社会がイラクの国民に合うとは限りません。それに取り残された人々が出た時、また反発も起きるはずです。第二の独裁者が登場しないとはいえません。 イラクのアイデンティティを生かすような支援をして欲しい。石油問題などを他の国に惑わされないで、決断できる国に育っていって欲しいもんです。 自衛隊の派遣については私は別に反対ではないです。イラクの人たちの暮らしがよくなって助かるのなら行って欲しい。もちろん急に行くのではなく、十分な準備をしてからです。国は何故そんなに急ぐのか。十分な準備をしないまま行って犠牲者がでたらどうするつもりでしょう。死んだ後に階級が上がったってお金を貰ったって何になるのか。だからって行かないわけにゆかないなら、十分に準備をしていって欲しいです。難しいですね。こういう問題。
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2003年12月14日(日)
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