「人間」菅井優児
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2003年10月11日(土) バターになる

知り合いの某社長が引越しをしたそうなので、引越し祝いを持ってウーコと一緒に行く。

おおよその場所は聞いていたが、詳しい場所はわからない。

おそらくその新居があるであろう近辺をウロウロ。

電話をしてみるが一向に繋がらない。

道路脇に車を寄せ、その付近を歩いて探す。

ウーコが「これじゃない?」と指差したのは薄暗い雑居ビル。

3階部分が明るかったので、確かめに行く。

2階部分に上ると、ガラクタが積み上げられていた。

さらに上へ。

ゴミなのかオブジェなのか理解できない物が山積している廊下。

一つの扉が開いていて、そこから人間とも獣ともとれない呻き声が聞こえている。

あまりにも恐ろしくなったので、今昇ってきた階段を急いで駆け下りた。

あきらかに間違い。こんな所に引っ越して、「快適だ」というのなら神経を疑う。

俺一人をこんな目に逢わせたウーコに当り散らす。

そうこうしているうちに某より連絡が入る。

全然場所が違ってたみたい。

無事、新居に到着。

わあ、確かに快適だ。


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