人気グループ、V6の坂本昌行(32)、長野博(31)、井ノ原快彦(27)による20th Century(トニセン)が来年4月11日から東京・渋谷のシアターコクーンで舞台「SAY YOU KIDS(仮)」(演出・横内謙介)に主演する。
「東京サンダンス」「トンカツロック」に続くトニセン青春3部作の完結編は、新世紀版「西遊記」。天竺への大遠征を遂げた沙悟浄(坂本)、猪八戒(長野)、孫悟空(井ノ原)が1500年後の現代の東京で再会。ある事件をきっかけに、復讐に燃える妖怪たちと戦うか、平和を選択するかを悩む物語で、テーマは「さらば青春、新たなる旅立ち」。 (新聞記事より)
またまた、友人と二人で、このビック(!?)ニュースについて話してみた。
「ちょっと、アンタ。どうなん?」
「どうなんって?」
「え?何で?何でそんな冷静?ひーくんブタよ?」
「ええやん。ひーくんがブタって、まさにベストキャスティング。アンタ、それより、まぁのチャイナ服見れるんやで?そっちの方が大変やわ」
「あ、それね。何かね、舞台は現代なんやて」
「えー!おもろない!!!やったらますます博、ブタの鼻つけることないやん。えー!残念」
「アンタ…逞しいなぁ…。ワシなんて最初聞いた瞬間叫んだわ。「いらん!そんなのいらん!」よ。凹んだわぁ…」
「え?めさめさ楽しみやったで?ひーくんがブタっ鼻付けて、手が3本になってて、槍みたいなの持って『ブヒー!』って言うの、楽しみにしとったのに」
「ひーくんの場合、『ブヒー!』じゃなくて『ブヒッ★』やろ。お得意の、左の方に首をかしげるアイドルスマイルで」
「『ブヒッ★』」
「ヤバッ。カワイイかもしれん…」
「そうやで。ひーくんの猪八戒はベストキャスティングやて。これからぶーくんって呼ぼうっと。ってか、アンタデブ好きやん。ぶーくん、どんどんアンタの好みに近づいて来とるんやで?」
「そっか…。ワシ、デブ好きやった…。忘れとった…」
「そう。アンタはデブ専。あ、デブセンとラブセンって一字違いや」
「そうやったわぁ!ワシはデブセンやった!そう考えてたら、何か楽しくなってきた。ぶーくん、好きーーー!!ありがとー!さすがキミやねぇ!!」
「そうやでー。祐ちゃん一体何を憂いてる?思っとってん。ひーくん、もといぶーくんのブタ姿も見れるし、まぁの如意棒持った姿も見れるし。腕にシルバーの腕輪とかされた日には死ぬ、とか思っとったのに、舞台現代かぁ…。如意棒姿見れんかなぁ…」
「ちょっと待って。アンタ違う」
「え?」
「悟空はイノ」
「はぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー???????」
「何?その反応は?」
「カッパは?カッパは?カッパは?」
「カッパがまぁ」
「はぁ????アカーーーーーーーン!!!!!!そんなのアカン!!!アカンて!!!絶対アカンて!!!」
「は?」
「まぁが悟空でイノがカッパやろ!!!」
「言われてみればそんな気も…」
「アンタ!博のブタに怒っとる場合やないで!!まぁが悟空でイノがカッパやっちゅうねん!!絶対やて!まぁがカッパなんてありえへん!あんなサル顔のカッパなんてありえへん!!あんな激しい顔のカッパおったら怖いっちゅうねん!ありえへん!!」
「そう言われたら、イノの顔の薄さはカッパやなぁ…」
「せやろ?イノは絶対カッパやて!あの薄さ!あの細さ!イノ、今すぐ皿付けて泳いどってもおかしくないやろ、あの顔は。ちゃうねんで?別にイノが嫌いなわけやないんやで?」
「うん。それは分かっとる。確かに、イノ、カッパ似合うわぁ。ヌメヌメしたのとか川藻とか体につけてても特に違和感ないしねぇ…今にも何か産みそうやし」
「産ませてよ…あの日のように産ませてよ…」
「それは松っちゃん。ってか、そやなー。川べりで頭に皿付けたイノ見たら、フツーに「うわっっ!!ワシカッパ見た!今カッパ見た!!」って思うモンなー」
「せやろ?イノはカッパやろ?」
「そやなー。てか、アンタの必死な姿をみたらだんだん、そっちの方が泣けてきたわ」
「違うねんて!アンタ、コレ大問題やで!分かってないねぇ!」
「ま、確かに。テレビでイノが頭に皿つけて優雅に泳いでる姿見たら、何の違和感も感じず、優雅にすら見えるもんなー。まぁが同じ状況で泳いでる姿見たら………泣くな。恐怖で」
「そう!あんな激しい顔のカッパ、ありえへんて!せっかくサル顔のまぁとカッパ顔のイノやのに、何で逆のキャスティングなんやろう…。21世紀入ってまだちょっとやけど、21世紀最大のミスキャストやわ!」
「にしても。ダメやわー。キャスティングもやけど、舞台も、現代なんやろ?」
「うん。現代の日本」
「中国じゃなくて日本に転生ってとこも、ご都合主義よな」
「うん。しかも「復讐に燃える妖怪たちと戦うか」って。今更妖怪退治に出かけなくてもねぇ…。どこ行っても、常に周りに溢れているヲタ妖怪を、何で今更退治しようと考えはじめたんだか…」
「退治するかいな!ワシらヲタ妖怪は、大切な金ヅルやで?」
「そうやんな。大切な大切な金ヅルよな…。それなのに「退治」て…。ヲタ人生って、本当に浮かばれんわぁ…」
「あーあ。転生モノは好きなんやけどなー」
「私も好きさ。大好きさ」
「どうする?ぼくたま(『ぼくの地球を守って』)みたいやったら」
「ぼく、沙悟浄みたいな顔だけど悟空だったんです。オレは、悟空みたいだけど実はカッパだったんだ。って?」
「んでも、ブタはブタのまま転生、と」
「ボクは昔もブタだったんだ、ブヒッ★」
「もちろん首は左にかしげて。ぶーくんスマイルで。ブヒッ★」
「カ、カ、カワイイ…。ひーくん、カワイイ…あぁ、脳裏に浮かぶ…ひーくんカワイイよぉ…筋肉落としてよぉ…」
「それは関係ないやろ?でも、まぁの悟空姿、ほんま見たいわぁ…」
「もしかしたら、和装なら見れる?でも、「妖怪たちと戦うか、平和を選択するかを悩む」やもんなぁ。絶対平和選ぶやろうしなぁ…んで、平和についてイノが延々語りはじめるん」
「うっとおしいわぁ」
「相変わらず手厳しいなぁ」
「いや、くどいようやけど、嫌いやないんやで?この間のカミコンで、イノの大切さは本当に身に染みたし。Vにおらんといけん人間や、イノは。トークには不可欠」
「そうねぇ、あの人材は貴重やもんねぇ」
「にしてもおもろない。もう、さ。こんな中途半端なことするんやったら、どうせならブイ6人に誰か2人入れて「八犬伝」やって欲しいわぁ」
「アンタ、そのあたりの歴史系に執念燃やしとるモンなぁ…」
「うん。時代物大好き」
「てか、アンタがこんだけ言うから、イノ見てももう、きっとカッパにしか見えんわ…」
「署名集めたいわ。ホント。ミスキャスティングを撤回せよ!って」
「舞台、自分の目で見るまで信じんのやろ?何なら見ながらでも信じてない勢いやな。ってか、チケットどうなるんやろうねぇ…」
「准くん時と同じ場所やろ?チケット取り難そう」
「でも○ちゃん(会社の先輩ワンフー)が言ってたけど、「とんかつ」の時は、ファンクラブ枠は少なかったけど、実際、フタをあけたら結構チケット余ってたって」
「は?ヲタしか見んのに、「ファンクラブ枠」を少なくする意味がわからん」
「そうねぇ。でも、今回はねぇ。今のまぁのビジュアルを考えるとねぇ。「とんかつ」の時と雲泥の差やけねぇ…死んでも行く勢いやしねぇ…どうなんやろう、チケット…」
「ま、准くん時は、チケ取り全然頑張らんやったからなー」
「まーね。30分前に行って並んで取れんで「よう頑張った!」やったモンなぁ」
「エレクトラ現象ね、チケット取れんでも清々しいという」
「そうそう。家に帰りながら、何か自分で清々しかった。私、朝起きてちゃんと「ぴあ」まで行ったんやもん!頑張ったわぁ、自分!って」
「そやなー。一瞬ショックやったけど、全然あとひかんやった」
「その後、チケ掲もヤフオクも見ることなし。定価以上で行く気ナッシング」
「なんなら定価でも、行く気ナッシングやったもんな」
「でも、今回は…」
「とりあえず、何があっても行くんやろうね」
「行くんやろうな。でもスッキリせんわぁ…。もしも今度ト ニ舞台があるとしたら、一人につき1回はロックオン状態で見るとして、全体も見なきゃいかんし、最低4回は絶対見るぞ!とか思っとったんに。何か気分が萎えたわ…」
「私は、キャスティングで萎えたわぁ……。あぁぁぁぁ……まぁきゅぅぅぅん……悟空ぅ………」
「…。ま、でも行くんやけどな」
「そやなぁ…、行くんやけどな。何月やっけ?」
「4月。あーあ。今年はトニコンないね…」
「トニコン…トニコンに行きたいーーー!!!エンターテイメントが見たーーーい!!」
「ホンット行きたい。本当に心から。何かさぁ、もう、こうなったら「SHOCK」みたいに、半分舞台、半分ショウタイムにすればええのになぁ」
「それが『トニコン』だっていう噂もあるけどな」
「そっか…。小芝居あり歌ありで3時間!そっか、トニコンも「Show must go on」やったんや」
「トニコーーーン!トニコーーーン!」
ということで、この舞台、このキャスティング。みなさん的にはいかがなんでしょうか?てか、こんだけ言いたい放題の方がヤバいという噂も。きょえーーー。ギャッ!!!グヘッッ!!!(←刺客にヤられた)
|