ということで、土曜日は歯医者と美容院に行こうと思っていたのですが、「スペイン坂スタジオにトニセンがゲスト生出演!」という情報をゲットした私。そんな、生トニが見れるのなら自分のメンテナンスしとる場合じゃない!とスペイン坂スタジオへ行くことに。 しかも、いつも一緒に行動する友人はどうしても仕事休めなかったので「オレがオマエの目になる!」という名言(自分で言うな)を残し、一人で(…寂。でも、一人だから行かない、という選択肢は1ミリもなかった・笑)。
しかし、何時頃家を出たらいいんだろう。皆目見当がつかない。 実は私は、スペイン坂に詣でたことがないので、「スペイン坂詣」経験済みの友人にメールで詳細を確認。 その友人は福山雅治を見るために行列に参加したことがある。その時私も「人生で一度くらい、至近距離で福山見てても損はないって!」と、福山詣に誘われ、一瞬心動いたが、あまりの朝早い集合時間に断念した気が・・・・。 (余談だが福山詣の後「勘違いかもしれないけど言わせて!福山と目が合ったーーー!」という、至近距離で憧れの有名人を見た際に誰もが襲われる妄想に、彼女も襲われていた(笑))
(メール内容) 私:前アナタスペイン坂に福山見に行ったやん?その時朝何時頃から並んだ? 友人:9時半くらいだった。めっちゃ並んでた。今考えれば半分から後ろくらいだった。
朝9時半?早いか?それが。その時間で私は断念したのか・・・。うーん、興味があるなしっつうのは、時間の感覚をも狂わせるのか・・・。
私:9時半か・・・。開始2時とかやったよね? 友人:そうそう。誰行くの? 私:V6ー!(・・・) 友人:うむ。それはもっとすごいかもねぇ、がんばれ〜
ということで。 アタシのバカ!こんなに毎日トニトニうめいているのに、何で「トニセン」って言えないの!どうして下3人を入れちゃうの!?なんて軽く自分をせっかんしつつ、「トニ」と「福山」はどっちの方が人並ぶんだろう?と、今更ながら日本のヒットチャートについて考えてみる。 もう、脳みそにフィルターかかりまくりだから、トニと福山、どっちが人気あるのかがよう分からん(待て、冷静に考えばすぐ分かる・笑)。 王子様姿で現れられた日には、日本のポップス業界のトップに立っているのではないかと錯覚してしまう。 と、色々考えたものの、結局は、10時スペイン坂スタジオ着にしようと決める。(福山の時は確か3000人で、そこまでは人は集まらないだろうと判断した模様。)
そして当日。もう、スペイン坂に近づくにつれドキドキ。 土曜の朝っぱらから渋谷に出てきている人を見ながら、老若男女、どなた様もみな私のお友達(と書いてジャニ○タと読む・笑)に見えてくる。 前を歩いている大人しそうなお姉さん二人組も、ギャルな嬢達も、挙げ句おばさま二人連れまで(相手方には大迷惑)。
そうこうしているうちに、10時にスペイン坂スタジオに到着。 と、スペイン坂スタジオの前に言ってみるが、人もまばら。 ???と思いながら、係りのお兄やんに聞くと「本日パルコのバーゲンがあるため、バーゲンの邪魔にならないように集合場所と集合時間を設けた」とのこと。
とりあえず、この日の西武グループの意向「バーゲン>トニセン」であることはしっかりと理解し、ま、こっちとしてはその方が有り難かったので、いそいそと整理券をもらう。 そして整理券を見る。整理番号は、200番台後半。 この時点で、前日の悩み「「トニ」と「福山」はどっちの方が人並ぶんだろう?」という悩みはあっさり解決。
ブッちぎりで福山です(笑顔)。
その後、どう考えても集合時間1時半まで渋谷で過ごす自信はなく、渋谷近くに住んでる友人に電話しても連絡が取れなかったので、一旦家に帰る。 そして、時間になったので、また渋谷へ。(このあたりでそろそろ、自分の行動の頭悪さに気が付けばいいのに、まだまだ気が付かないよ〜・笑) 集合場所は代々木公園。1時過ぎには着いてしまい、アラ?早かったかしら?ちょっと張り切り過ぎちゃった★なんて思ったら、30分前なのに、もう300人近い人だかり。 さすが!こうでなければいけません!コレが私のこれからのお友達(但し、チケ取り、お手ふりの目線争奪の時はライバル・笑)の皆様なのですね。 そう思うと、何だか感慨もひとしお(色んな意味で。)。 めざましテレビの週末の占い、第4位のさそり座は「人間関係が広がる予感。頼れる友達ができそう。」 うぉー!今まで散々「全然当たらない!」と暴言を吐いていためざましの占いが、今日ここで初めて当たるのデスか!?こんな所でお友達ゲットデスか!?と思いつつ、でも実際声に出すなんてことは出来ないので(当たり前)、心の中で、
「皆様よろしくおねがいします。V6におちて3ヶ月の新人です!まだまだわからないこといっぱいですが、一生懸命がんばります!」
あたりのことを叫び続けていた。でも、結局心の中で叫んでいただけだったので、新しいお友達は出来なかった(これまた当たり前。てか、思い返すと、やっぱり寂しかったんやな、私・・・微笑)。 そして、ここでやっと、かなり早い時点で気付いていなければならないある事実に気付く。 集合場所からスペイン坂スタジオまでは、歩いて5分弱。 ということはもしかして。
土曜日の真っ昼間に、行列になってスペイン坂スタジオまでぞろぞろ歩くの!? そんなの死んでもイヤ(涙)!と思ったけれど、どうやら、この儀式を通らないとトニ兄やんには会えないらしい。アメとムチ。 それならがんばる(涙)。ということで、たった一人行列に並ぶ。
しかし。いつもは迷惑なまでに熱く話しているから周りの会話なんてほとんど耳に入ってこないんだけど、今日は一人だったから、周りの会話がイヤでも耳に入ってくるのね。 それ聞きながら思ったわー。 今日という日は、ある意味、私の「ジャニ○○デビュウ」の日かもしれない、と。 TOKIO、Kinki Kids、トニセンとコンサートには参戦したことはあるけれど、ジャニのこの手のイベント系には初参戦のワタシ。 そして、ここにいらっしゃるのは「今週末トニがラジオに出るらしい。」という噂を聞きつけ、ラジオ局に確認し、そして駆けつけているツワモノ達。 とにかく、色んな意味で濃度が濃い。
今「木更津キャッツ!」と叫べば「ニャー!」と声をそろえて叫べる方々ばかり。 今「カミンセンチュリー」と叫べば「フー!」と拳をあげる行動が体に染みこんでいる方々ばかり。 今「トニセンブギで〜〜〜」と叫べば「シャシャリキシャンシャン」(テキトー)と合いの手を打てる方々ばかり。
とにかく、「お手振り」ひとつで昇天出来る人間ばかりだ(自分大いに含む)。 これから私は、この方々と同じステージに立つのだ。って考えると、何か、色んな意味で武者震いしてきた(笑)。
てかね。諸先輩方は本当に、もう、ワシなんて若輩者には思いもつかないくらい、色んなことに準備周到でらっしゃるのですよ。 日焼け止め対策、とかそんなレベルのことしか思い浮かばなかった私はまだまだアマアマちゃん。
ま、色々あったけれど、そのさわり。繰り広げられていた出来事(一例)
■後ろのお姉さん二人が繰り広げていた熱い「トニセン、カミセン、そしてV6のこれから」論議 (これはなかなか的を射ていて、是非参加したかったけど、気持ち悪いだろうから話しかけなかった。)
■隣のお姉さんの不必要までに「オカダオカダ」した携帯 (携帯の画面に貼ってある「Darling」のスクリーンシート。確かにメール内容は見えないが、その代わり亡霊のような「セクシーポーズオカダ」が見えた。)
■「キャー!健ちゃんからメールが来たぁ!」という言葉に、一斉に携帯を取り出す周囲の人間 (もちろん私も参加。でも来てなかった。しかし最近は彼からのメールが来ることが本当に良いことなのかどうなのか、という論議もあると思う。)
■何故か前のお姉さんのカバンから見えていたみかん (本当に!「何でミカン?」と「何でシジミ?」のぶっさんのように心の中で呟き続けた。)
そして、トニセン三人を拝見。
見終わって、後ろのカップルの、男「普通の人じゃん。」女「え?何?もしかしてオレの方がかっこいい、って思ったとか?」男「ちょっと思った。」という会話に急いでその男の顔を見て、思わず私はその男を絞め殺しそうになってしまったくらい、トニの三人はウルトラハイパー超★カッコイイ!男子三人衆だったのですが、でも、正直に言うと、あまりに近すぎて現実味がないというか。
私はその目の悪さが故、いつもコンとかで「よく見えた!」と言いつつも、顔とかは基本ぼんやりとしか見えないのが普通になっているので、あまりにクリアに見える顔(特に長野くんの顔!マジで美しすぎるって!!白さも相まって、彫刻みたいだった!!←本気でそう思ったのだが、フィルターかかってるのだろうか・・・。)、目の前にいる「トニセン」に、本当にホンモノ?信じられない!というのが本音だった。テレビか何かを見ているような。
やっぱり、アイドルは雲(ステージ)の上にいてこそ現実、「ギャー!!」と絶叫できるんのかもしれない。近すぎると、逆に現実味がなくなって、ただただ「鑑賞物」として見てしまう。じっと観察してしまう。
だから(なのか?)私は、ガラスにへばりついて、じーっと三人を凝視していた(怖すぎ)。 多分、表情も嬉しい!というより、観察!の顔だったと思う。口も軽く半開きになっていたと思う。ただただ凝視していた(だから怖いて)。
そして、1分弱の幸せな幸せな時間は終わり。 スペイン坂スタジオは通常、道沿いにガラス張りのスタジオが外から見える形になっているのですが、この時は、普通に歩いている人からはスタジオ内が見えないように特設の塀がつくってあり、時間が終わると、塀の外へと強制的に追い出される。 そして追い出されても、ワタシ、当然その塀の外側にたむろしてました。
だってだって、姿は見えなくても、西暦2003年7月5日午後3時半現在、どう考えてもトニ兄やんが半径3メートル以内にいる。 まだまだ絶対に死ねんぞ!と思ってはいるけれど、もしももしも、映画みたく今巨大隕石が落ちてきたりして死んだら、あぁワタシってば、トニと一緒の場所で死ねるんだわ・・・(恍惚)、そりゃこの場を動いちゃいかん!とリアルに頭オカシイことを考えながら、色々と思い出を反芻していた。
ま、本当に、トニ兄やん以外にもたくさんの方を拝見させていただいて、色々考えるところもあったのですが。 でも、私の出した結論として、今日並んでいた方々の中でも、多分かなり上位の怖い人ランキングに入るのは・・・。
たった一人で朝10時にスペイン坂スタジオへ行き整理券をもらい、予想外に時間が空いたので一度家に帰り、再び集合時間1時半に渋谷に出かけ、行列に並び、一言も発することなくただただ周りの会話に耳を傾け、ガラスに貼り付き、一言も発することなくただただトニ兄やん三人を凝視し続けた私。
そう思います。イヤ、コレマジで。
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