コハルビヨリ
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最近電話かけてきてくれないねー。 おやすみなさい(;_;)
もう寝てるかと思って、こんな↑メールしてみたら すぐに電話がかかってきた。
「偶然だよ。たまたまここ何日かこの時間帯に なんかしててかけてなかっただけだから。ごめんね。」
こういうビミョーな不安を知ると彼は私のご機嫌を とってくれる。
「昨日もさー、友達に『お前にはちゃんとコハルちゃんがいて いいよな』とか言われてたんだよ。俺は幸せなんだよ?」
とか。そんなこと言われたら機嫌なおさないわけにはいかない。 嬉しくなっちゃう。さすが私の扱い方をよく心得てる。
今日もちゃんとかけてきてくれた。 なんだか優しい。心遣いが嬉しい。
向こうにいる間、何日か雨が降っていた。
彼がまだ一人暮らししていたとき、そこに 私が置いていった傘。安物だけれどまだ現役。 今回も出動してた。
なぜか彼もその傘を気にかけてくれている。
私はその傘と、曖昧な関係の頃の自分を重ねて見てたから なんとなく「可哀想な傘」だと思っていたのだけれど、 彼の言葉で一転した。
「俺ね、この傘を他の人が使うのヤなんだよ。 家の誰かが勝手に使ってたりしてると怒るもん。」
お気に入りの傘はどこかに置いてきてしまったのに、 「俺の、っていうかお前の」傘は大切にしてくれてるらしい。
なんだか苦い思い出の品だったのにね。 君の対応一つで新しい思い出に塗りかえられたよ。
ちょっと辛い目にもあったけど今は大切にされてる。 そこまで私と一緒なんてね。そういうものなんだね。
これからも大切にしてあげてね。 きっと君を雨から守りつづけるよ。
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