2002年04月10日(水) ガラスの二十代

鼻高矯正「ボニーハイコ」、使ってません。
鼻フックだよ、ありゃ。
若しくは、鼻メガネ。
どちらにせよ、着ければ一瞬でコントな顔に変・身。
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午後、暇だもんで原宿を徘徊。

アーノルドパーマーというブランド(傘のマークのやつ)
が最近出してる若いラインの洋服がとても人気があるそうで、
原宿にあるショップは若い娘でごったがえしておりました。
あまり興味は無かったのですが、
持ち前の野次馬根性で人だかりのなかに分け入り、
店内をウロウロしていました。

で、ひととおり見終わって、店を出ようとしたところ
「バーン!」と凄い音をたてて、ガラスに激突してしまいました。
ドアがガラスでできていて、しかもピッカピカに磨いてあったので
ドアが開放されているものと勘違いしたのですね。
鳥かよ、っていう。

静まる店内、刺さる視線、
「あ、また誰かぶつかった」という誰かの声…。

「しまった、だまされた!」という納得のいかない思いが先に立ち、
恥ずかしいという感情はあまりありませんでした。
外で待ち合わせしていた人達も、さぞかしびっくりしたことでしょう。
想像してみると、なんかすごい絵ですもんね。

その後は、何食わぬ顔をして
買う気も無いTシャツの値札をチェックしてるふりとかして、
しばらくしてから店を後にしました。
こういう時、「何食わぬ顔」っていうのが一番滑稽なんですよね。
ヒール履いてて、駅の階段転げ落ちて、
ストッキングは伝線、脚は流血してるのに、
すっくと立ち上がり、何食わぬ顔してまた歩き出す…みたいな。
なんかもう、コントだよ。 
こういう時は「あはは、馬鹿だなあ」と突っ込んでくれる誰かが
一緒でないと辛いですよね。
でも、今思えば、頭でガラスを打ち破るくらいの心意気が
あってもよかったと思います。

自分がマヌケなだけなんだけど、
気分的にはハンケチ齧って、
「くやし〜っ」って言いたいような気分です。
傘のくせに!
最近まで、アーノルドパーマーと言えば
お父さん達のVネックセーターや靴下だったくせに!

店を出てからしばらくは、
どこもかしこもガラスで出来てるような気がして、
またガラスの壁にブチ当たるような気がして、
おっかなくて、かなり挙動不審でした。
ちょっとしたトラウマです。


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れんこん [MAIL]

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