どうやらこの世の中は、悪意のない人間を陥れることに罪の意識を感じない人間がより多くの利益を得るらしいです。 他人のことを考え、正直に生きようとしている人間が一番そのしわ寄せを受けるようです。 泣いている人や困っている人の頭を踏み台にして、涼しい顔で笑っていられる人間だけがいい目を見られるのです。 狡く、上手く、小細工を弄することができれば、もう少し私は物質的な幸せを得られているのだろうか…? そんなことを、時々考えることがあるのです。 そして気づくのです。 私は別に正直に生きようという信念を持っているわけでも何でもなく、単に頭が悪いだけなのだと。 他人を陥れるだけの知恵も能力も持っていないから、何も考えずボンヤリと既存の常識に身を任せているだけに過ぎないのです。
本当に最悪な人間は、私です。
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