えがにき
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2002年04月14日(日) |
シッピング・ニュース |
うわ!、とか、あれ?、とか、およよ!?、とか、おう、とかそんなこんなで終わりまで。なんだろうな、不完全燃焼感を残してもやもやと。でも、気になる。なにか残ってる。なんだろうな。
映画の中にある流れを感じることができなかった。ひとつひとつの出来事が絡まって次第に流れてゆく、そんなうねりのようなものが感じられなかった。ありそうなのに。私の調子が悪かったか。
このパンフレットが美しい。もともと映像も美しいが、特別に何と言う決め手があるわけでもないのだけれども、この文字の形といい色のバランスといい、見ていて飽きない。
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本作は、失敗と苦悩に満ちた人生を送るクオイルが、厳しくも美しい父祖の地、ニューファンドランドで癒されていく物語である。…
…監督は主人公について力説する。「これは、幼いときに親の暴力により自尊心を奪われた男が新しい人生を踏み出す物語である。自尊心が再び芽生え、敬意を払われる世界、愛が現実となりうる世界を見つける」。荒涼とした寒々しい漁村で、クオイルはそれまで渇望した暖かさに触れるのである。…
…ハルストレムは、監督としての自分の強みは社会に不適合な人間を扱えることだと信じた。「社会のアウトサイダーを描くことに興味を持つのも、私自身がそうだったという事実から来ている。それを語ることができるし、理解できる。映画を作るのは、人々に心の内を理解してもらいたいためであり、自分は世界に一人ではないと言う確信をもってもらいたいというのが大きい」。…
(パンフレットp26 PRODUCTION NOTE ストーリーについて より)
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